業界を超えたスマートホームプロジェクト「HAUS UPDATA」が進化を遂げる

スマートホーム時代の新しいステップ

業界の枠を超えた共同プロジェクト、スマートホームの「HAUS UPDATA」が第2弾の実証事業を開始します。このプロジェクトは、電通、日鉄興和不動産、CAPCO AGENCY、電通マクロミルインサイトの4社による協業で進められ、日常生活のデータを集積し、より良い暮らしを提案することを目指しています。

生活者データの統合的活用

「HAUS UPDATA」は、生活者から事前に同意を得た上で、各社が保有する豊富なデータを利用します。具体的には、住宅や家電の製造企業と連携し、IoTセンサーや家電を住居に設置。これにより、住民の日常の行動や嗜好、温度や湿度といった環境データを統合的に収集し分析します。このデータを基に、生活者に適した商品提案やサポート情報を提供する新しいマーケティングプラットフォームとなるのです。

第1弾からの進化

昨年の第1弾実証事業では、多様なデータを活用することで、家庭内の生活状態や消費動向を深く理解することができました。特に、家族それぞれの生活習慣に応じた情報提供が、購買意欲を高めることが実証されました。この成功を受け、第2弾ではモニター世帯数を大幅に増やし、さらに多角的なデータ分析が可能になります。

新たに加わる生成AI

第2弾実証事業の最大の特徴は、生成AI機能の導入です。このAIは、食生活の改善、睡眠の質向上、適切な照明環境の提案、生活必需品のレコメンドなどを行います。モニターがこのAIと対話を通じて、日常的なサポートを受けることで、一人ひとりのライフスタイルに合わせたアドバイスが得られます。この独自の共創AIは、ユーザーのデータに基づいて行動を提案するため、生活体験全体を向上させます。