社会人の本音調査
2025-03-03 10:00:40

社会人の本音調査から見える職場環境と新卒初任給のリアル

社会人の本音調査から見える職場環境と新卒初任給のリアル



昨今、若者の初任給が30万円を超える企業が増え、社会人の間でその評価が賛否分かれています。また、職場の愚痴をSNSで発信することについても意見が割れる現状があります。そんな中、パーソルキャリア株式会社の匿名相談サービス「JobQ Town」における調査結果が公開され、興味深いデータが明らかになりました。

調査の概要


本調査は2025年の2月3日から2月10日まで、日本全国の20代から50代の社会人を対象に実施され、合計で228件の投稿が寄せられました。そこでは主に新卒初任給に対する意見と、SNSを通じた職場の愚痴について尋ねられました。

初任給に対する意見


調査の結果、72.0%の回答者が30万円の初任給を「高い」と評価。一方で28.0%は「高くない」と感じていることがわかりました。この意見の傾向には世代間のギャップが見受けられ、特に昭和世代と令和世代の価値観の違いが反映されています。ある回答者は、「初任給30万円は高額だが、それに見合った人材育成ができる体制が必要だ」と指摘しています。

既存社員の賃上げに対する意見


新卒の高い初任給を受け、既存社員の賃金が据え置かれていることに対して不満を抱く声もありました。「戦力になるまでに時間がかかる若手にこの金額はありえない」との意見や、「既存社員を優先して上げるべき」という声も挙げられるなど、初任給の見直しが求められています。

SNSでの愚痴について


さらに注目すべきは、33.0%の社会人が職場の愚痴をSNSに投稿した経験があると回答したことです。これに対し「投稿したことがない」と答えた人は66.0%でした。SNSでの愚痴投稿に関しては賛否が分かれ、ある人は「ストレス発散にはなるが、リスクも伴うため辞めた」と述べ、一方で「人に言えない愚痴を言う場としてSNSは必要」との意見もありました。これらの声から、SNSの利用は人々のストレス管理の一環として重要視されている一方、利用の際には慎重さも求められるようです。

結論


この調査から浮かび上がるのは、初任給の設定における世代間の価値観の違いや、SNSでの愚痴投稿に対する意識の変化です。「JobQ Town」を通じて、こうした本音を共有する場が提供され、多くの社会人が自らの思いを言葉にすることができるようになっています。今後も、こうしたデータをもとに企業側の意識改革や、働く環境の改善が期待されます。

詳細な調査結果や他の意見については、JobQ Townの公式サイトをご覧ください。


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