Wi-Fi 7対応法人向けトライバンドアクセスポイント「WAPM-BETR」
株式会社バッファローは、2026年夏に新たな法人向けトライバンドWi-Fiアクセスポイント「WAPM-BETR」を発売予定です。この製品は、最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 7」に対応しており、特に多くのデバイスを接続する必要のある環境において、その能力を最大限に発揮します。
高速通信と広範囲な接続性能
「WAPM-BETR」は、3つの異なる周波数帯域(6GHz、5GHz、2.4GHz)を利用できるトライバンドモデルで、各帯域において4ストリームずつ、合計12ストリームをサポートします。これにより、理論上では6GHzで最大11,529Mbps、5GHzで5,764Mbps、2.4GHzで1,376Mbpsという高速通信を実現します。これだけのスピードがあれば、大規模なオフィスや学校など、多数の無線端末が同時に接続される環境でも快適なインターネット利用が可能です。
最大で1,536台のデバイスが同時に接続可能で、各周波数帯ごとに512台まで対応しています。もちろん、実際の接続台数は環境によって変動があることを留意しておく必要があります。ですが、基本的には多くのユーザーがお気に入りのデバイスを使いながら快適にインターネットにアクセスできることを約束します。
安全性と安定性を重視した機能
「WAPM-BETR」には、通信の安定性を高めるための複数の機能が搭載されています。例えば、DFS障害回避機能は、レーダー波を検知すると自動的にチャンネルを切り替え、干渉を回避してくれます。また、公平通信制御機能も搭載されており、大量の端末が接続されている場合でも、それぞれのデバイスに公平に通信が分配されるよう工夫されています。
これにより、利用者が何か特定の要因で通信が不安定になることを防ぎ、全体的に優れたネットワークパフォーマンスを発揮します。法人向けの製品であるため、こうした安定した通信環境は非常に重要な要素となります。
簡単な管理とミスの軽減
さらに、「WAPM-BETR」はインターネットを利用した無料のリモート管理サービス「キキNavi」に対応しています。これにより、遠隔から機器の監視やメンテナンスが可能となり、導入後のトラブル解析も容易に行えます。結果的に、専任の機器管理者の負担を大幅に軽減することができるのです。
ネットワーク運用においては、管理業務が煩雑になりがちですが、このような便利な機能が搭載されていることで、ユーザーは本業にもっと集中できるようになるでしょう。
価格と仕様の概要
「WAPM-BETR」は、税込で163,900円が予想されており、さまざまな機能を搭載しつつも比較的リーズナブルな価格帯で提供される予定です。また、主な仕様には、10GbE対応の有線LANポートや、ゲストポート機能、そしてネットワーク管理ソフトウエア「WLS-ADT」への対応が含まれています。これにより、ユーザーはさらに自分たちに合ったネットワーク環境を構築できるでしょう。
まとめ
こうして「WAPM-BETR」は、お急ぎのビジネス環境でも快適にインターネットを利用できるよう設計されています。2026年の夏の発売が待ち遠しい製品ですね。今後の展開が楽しみです。