エフピコ×三徳のリサイクルプロジェクト
東京都新宿区に拠点を持つ株式会社エフピコは、スーパーマーケットの株式会社三徳と協力し、持続可能な循環型社会を実現するためのリサイクルプロジェクトを開始しました。この取り組みは、東京都23区を中心に展開する三徳の33店舗において、使用済み食品トレーとペットボトルを回収し、再資源化することを目的としています。
「トレーtoトレー」「ボトルto透明容器」とは
プロジェクトの中核をなすのが、エフピコのリサイクル方式「トレーtoトレー」と「ボトルto透明容器」です。これにより、回収された使用済みの食品トレーとペットボトルが新たな食品トレーや容器として再生されます。特に、三徳店舗で回収された材料は、同じ店舗でエコトレーやエコAPET、エコOPETとして再利用される仕組みになっています。つまり、お客様が持ち込んだリサイクル対象物が、また別のお客様の手に届く循環が確立されるのです。
お客様の協力と効果
店舗では、使用済み食品トレーやペットボトルを投入するためのリサイクルボックスが設置されています。お客様が協力することで、2024年2月期には約167トンのCO2排出量が抑制される見込みです。この削減量は、レジ袋542万枚分、または成木19,005本分に相当します。2026年には192トンのCO2排出量削減を目指しており、持続可能な社会への歩みを進めていきます。
三徳の役割と地域貢献
三徳は“お店が地域のエコリーダー”を目指しており、地域のリサイクル拠点としてサービスを提供しています。単に食品トレーやペットボトルだけでなく、牛乳パックやアルミ缶なども回収対象です。このように地域全体の環境に配慮した店舗づくりが進められています。従業員やお客様が協力することで、地域の環境負荷を軽減し、リサイクル資源の有効活用も行ないます。
環境に優しい容器開発への取り組み
エフピコは国内最大手の食品容器メーカーであり、環境負荷の少ない容器の開発に取り組んできました。「トレーtoトレー」や「ボトルto透明容器」による資源の循環は、持続可能な社会を実現するための重要な活動です。これにより、スーパーマーケットやコンビニエンスストアに必要不可欠な簡易食品容器の再利用が促されていきます。
企業間の連携によって実現するこのリサイクルプロジェクトは、地域社会はもちろん、環境全体に大きな影響を与えることが期待されています。今後も、エフピコと三徳はこの取り組みを通じて、持続可能な循環型社会の実現に向けて前進し続けます。