JTBがD&I AWARD2025で2年連続「ベストワークプレイス」を受賞
株式会社JTBは、多様な人材が自分らしく活躍できる企業文化の実現に取り組む中で、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を推進し続けています。2025年において、「D&I AWARD」で最高位の「ベストワークプレイス」に2年連続で認定されました。この表彰は、企業のダイバーシティとインクルージョンの取り組みを評価する制度で、国内外での高い水準での活動が求められます。
D&I AWARDとは?
「D&I AWARD」は、企業のダイバーシティとインクルージョン推進の成果を評価するための認定制度です。この賞の評価基準は、5つの要素—「ジェンダーギャップ」「LGBT」「障害」「多文化共生」「育児・介護」に基づいています。JTBは、97点のスコアを叩き出し、卓越した取り組みが評価されました。
JTBのD&I推進の核心
JTBは、国籍、人種、年齢、障害の有無、性別、性自認、性表現など、多様なバックグラウンドを持つ人々を尊重し、その活躍の場を広げることがイノベーションや国際化の促進につながると考えています。この考え方を基に、DEIB(Diversity, Equity, Inclusion, Belonging)を企業の経営ポリシーとして位置付け、誰もが安心して自分を表現できる職場環境の整備に励んでいます。
具体的な取り組み
JTBは、次の5つの活動軸を通じて、D&Iの推進に努めています:
1.
組織開発支援
- 社員意識調査やSmile活動を通じて、職場環境の向上を図ります。
2.
ワークスタイル変革
- 柔軟な働き方を導入し、多様なニーズに応じた勤務体制を整えています。
3.
キャリア開発支援
- キャリアパスを多様化し、全社員が自らの力を最大限に発揮できる環境を提供します。
4.
障害者雇用と活躍支援
- 障がい者が活躍できる場を作り、人材としての可能性を引き出します。
5.
ジェンダー平等
- 男女ともに育児や介護と両立できる制度を整備し、多様なライフスタイルをサポートします。
特に女性の活躍推進に力を入れており、なでしこフォーラムや育児との両立支援プログラムが設けられています。さらに、LGBTQ+の推進にも積極的で、各地のPRIDEイベントへの参加やパートナーシップ制度の導入など、実績を上げています。
今後の展望
JTBグループは、DEIBステートメント『違いを価値に、世界をつなぐ。』を定め、全社員がこの理念を意識して活動するよう取り組んでいます。今後も多様な人財の活躍を通じて、さらなる価値創造と企業力の向上を目指していく姿勢を貫いていきます。
このようにJTBのD&Iへの取り組みは、単なる業務の一環ではなく、企業全体に影響を及ぼす重要な理念として浸透しています。その結果、JTBは現代の社会に求められる企業の姿を体現するモデル的存在となっています。