西洋美術を無限に楽しむための特別講座
アートに触れる経験は、時に不思議な感覚をもたらします。「この作品、素敵だけど、何を意味しているのだろう」と感じた瞬間、私たちは美術の深い世界に引き込まれます。そんなあなたのために、美術ジャーナリストの鈴木芳雄さんと藤原えりみさんが共に運営する「ビジュツヘンシュウブ。」が新たに提案する西洋美術講座が始まります。
西洋美術史を基礎から学ぶ6ヶ月間のプログラムは、アートの楽しさを引き出す理論と実践が交錯する貴重な時間です。今回は、アートの初歩的な魅力を探るだけでなく、その背景にあるストーリーに触れ、知識を深めていくことが目的です。
講座の概要
本講座は、新たに美術の世界へと足を踏み入れたい初心者から、アートに興味がある方々まで多様な受講生を対象にしています。講師を務める藤原えりみさんは、アートの専門教育を受けた美術ジャーナリストであり、大学でも教鞭をとっています。共に鈴木芳雄さんがサポートし、深く、多面的なアートの理解を促します。
全6回の講座では、毎回異なるテーマに基づいて美術作品を体系的に読み解く力を養います。第一回ではキリスト教美術の誕生からルネサンスまでの流れを追い、各作品が持つ意義へと迫ります。以降は、宗教改革やバロック美術、日常生活を描いた作品がどう変化したかをご紹介しながら、芸術の動向を学びます。
講座内容
1.
神の物語のはじまり(キリスト教美術の誕生)
2.
信仰のあり方と美術(宗教改革と美術の変化)
3.
バロック美術のドラマ(対抗宗教改革の影響)
4.
日常を描く美術(風俗画や風景画の誕生)
5.
モチーフの意味(静物や風景に込められた寓意)
6.
『受胎告知』の深層(作品分析による理解)
このような多角的なアプローチを通じて、受講生のアートに対する視点が豊かになり、個々のスタイルで作品を楽しむことが可能になります。
受講方法と詳細
講座は2023年7月17日から12月18日の期間、全6回にわたり、毎月第3木曜日に行われます。定員は30名までで、先着順での受付となります。会場はオシロ株式会社のイベントスペース、渋谷で開催されるため、参加者は都度会場に足を運ぶ形式になります。
受講料は一般で66,000円(全6回対し)、ビジュツヘンシュウブメンバーは特別価格33,000円で受講できます。また、事前にオンライン説明会も予定されており、講座内容について詳細を伺うことができます。
皆さんへのメッセージ
鈴木さんは「人は美術をどのように学び始めればよいのかわからずに放置しがちですが、基本を押さえることで理解は一気に広がります。美術を楽しむには、ちょっとしたきっかけが必要です」と語ります。
この講座は、アートをそれぞれのスタイルで楽しむための第一歩。新たな趣味として美術館を巡る楽しみや、知識を深める機会としても最適です。あなたも一緒に西洋美術の旅に出てみませんか?