AIロープレ「SAPI」がファンケルの研修に革命をもたらす
株式会社Sapeetの生成AIを活用したロールプレイングサービス「SAPI ロープレ」が、株式会社ファンケルの社内教育機関「ファンケル大学」の研修プログラムに導入されることとなりました。この新しい取り組みは、特にコンタクトセンターの研修における学習効率を最大限に引き上げることを目指しています。2026年1月からの試験運用を予定しており、今後の効果を検証した上で他の研修プログラムや店舗スタッフの自己学習ツールとしても展開していく予定です。
導入の背景
従来、ファンケル社内の研修はトレーナーや先輩社員が「お客様役」を務め、マンツーマンで教育を行ってきました。この方法は細やかな指導が可能であった一方、指導者が受講者一人ひとりにかける時間が多くなり、練習回数が制限されるという問題があります。また、評価は個人に依存しやすく、受講者に心理的な負担をかけてしまうこともあったのです。
そこで、昨今のAI技術を背景に、営業や教育、接客業などで人材育成効率化のためのAIロープレが注目されています。この流れを受けて、ファンケルは「SAPI ロープレ」を導入し、受講者が時間や場所を問わず繰り返し練習できる環境を構築。AIが客観的なフィードバックを行うことで、学習効果の最大化を図ります。
SAPI ロープレの導入ポイント
1. ファンケルの「人に寄り添う応対」を強化
AIを効率化の道具としてだけでなく、ファンケルの大切にする価値観を伝える学習パートナーとして活用します。評価項目にはファンケルが目指すお客様像や、そのライフスタイル、心情に寄り添う姿勢を反映させています。
2. 客観的フィードバックの重要性
事前に設定した評価基準に基づき、受講者の応対内容を視覚化します。これにより、評価のばらつきを抑え、安定した育成が実現。自己の改善点を認識し、次回の応対に活かすことができるのです。
3. 心理的安全性の高い環境
AIが「お客様役」を務めることで、実際の対面時の緊張感やプレッシャーを軽減します。この環境は、受講者が失敗を恐れず挑戦できることにつながり、学習意欲の向上や自信を育む助けとなります。
4. 教育効率化と人間力の共存
複数名が同時にロールプレイングが可能なので、研修時間を短縮し、トレーナーの負荷も軽減。一方最終的な評価や指導は人によって行われ、AIと人間の強みを掛け合わせた教育体制が整っていきます。
ファンケルの教育への思い
ファンケルでは、教育効率化のみならず、お客様一人ひとりの心情に寄り添った応対を継承する努力を大切にしています。顧客が「電話をかけてよかった」と思えるような応対ができるようにするため、AIロープレの評価基準には独自の視点を取り入れています。
SAPI ロープレの活用手順
1.
評価基準設定
トレーナーが練習用のお客様像や評価ポイントを設定します。
2.
AIロープレの実施
実際の業務を想定し、AIとの模擬応対を行います。
3.
フィードバックの確認
AIから即時のフィードバックを受け取り、改善点を確認します。
導入概要
- - 導入時期: 2026年1月~
- - 受講者: ファンケル大学における研修受講者(主に窓口・コンタクトセンター業務に従事する社員)
- - システム提供: 株式会社Sapeetの「SAPI ロープレ」
この取り組みを通じて、ファンケルは「人に寄り添う応対」を次の世代へと継承することを探求しています。ファンケルとSapeetのパートナーシップがもたらす新たな価値創造に、今後も注目です。
会社概要
ファンケルは「美」と「健康」を中心とした商品やサービスを提供し、お客様一人ひとりに寄り添っています。一方、SapeetはAIを駆使して企業の教育や業務を支援する東京大学発のスタートアップです。双方のプロジェクトにより、次世代の人材教育が加速していくことでしょう。