国立印刷局の工芸官が特別講義を開催
国立印刷局は、2025年10月24日(金)に東京造形大学で特別講義を実施します。この講義はグラフィックデザイン専攻の学生を主な対象としており、国立印刷局の工芸官が講師として登壇します。これまでの開催実績からも注目度の高いイベントとなること間違いありません。
開催詳細
- - 日時: 2025年10月24日(金)17:00~18:30
- 17:00 – 17:50 「国立印刷局の事業紹介、工芸官業務の紹介」
- 17:50 – 18:10 「セキュリティデザイン(製品ができるまで)」
- 18:10 – 18:30 「新しいお札の紹介(偽造防止技術・ユニバーサルデザイン)」
場所は
東京造形大学 12号館 12-201教室(八王子市)で、アクセスはJR横浜線の相原駅からスクールバスで5分(徒歩15分)です。講義は東京造形大学の学生・卒業生を対象としていますが、一般の方も参加可能です。
特別展示と取材について
講義中の特別展示では、一部撮影が制限されている作品がありますので注意が必要です。講義の録画や録音についても、初めから終わりまでの通しは不可となっています。
取材の際は事前申し込みが必要で、締切は10月21日(火)16:00までとなります。取材を希望する方は、国立印刷局のウェブサイトから申込を行ってください。事前レクは16:30から30分間予定されています。
国立印刷局とは
国立印刷局は、日本銀行券や官報、パスポートなど国民生活に欠かせない製品を手掛ける組織です。明治4年(1871年)からの長い歴史を持ち、国民からの信頼に支えられて150年を超える活動を行っています。特に、「工芸官」と呼ばれる専門職が在籍しており、細緻な技術を駆使して製品のデザインや原版製造を行います。この講義は、工芸官の高い技能を学生に伝えるために始まったもので、次世代への技術継承を促進する役割を果たします。
セキュリティデザインの重要性
デザインの分野においては、特に紙幣などのセキュリティデザインが重要視されています。受講者は、偽造防止技術とユニバーサルデザインを融合させた現代のデザインプロセスについて理解を深めることができます。東京造形大学の准教授小玉文氏は、セキュリティとユニバーサルの視点の重要性についても言及しています。
お問い合わせ
講義や取材に関する詳細情報は、東京造形大学企画・広報課または国立印刷局広報官室までご連絡ください。文化の振興を目的としたこの特別講義は、多くの学生にとって貴重な体験となることでしょう。ぜひ、ご参加ください!