宇宙産業のクラウド化
2025-11-25 15:49:52

Fusicとインフォステラ、宇宙産業におけるクラウド化推進で業務提携

Fusicとインフォステラ、宇宙産業の未来を切り拓く



株式会社インフォステラと株式会社Fusicが、業務提携を結びました。この提携は、日本の宇宙産業における地上システムのクラウド化を進めるためのもので、両社の強みを生かし、新たなサービスの開発を目指しています。

提携の目的と背景


近年、世界各国で小型衛星の需要が高まっており、これに伴い地上システムの整備が重要視されています。特に日本では、衛星コンステレーションの運用の高度化と国際競争力の向上が求められています。これを実現するためには、クラウド技術を活用した柔軟で拡張性のある地上システムの整備が不可欠です。

この背景に基づき、FusicはクラウドやAI、IoTを活用した技術を提供している企業であり、今までにも宇宙関連のプロジェクトで豊富な実績を持っています。一方のインフォステラは、自社開発したクラウド地上局ネットワーク「StellarStation」を通じて、国内外の衛星事業者と密接に連携しています。両社はそれぞれの技術とネットワークを結集し、革新的な地上システムの構築を目指します。

具体的な提携内容


提携の主なポイントは、以下の3つにまとめられます。

1. クラウドベースの地上システム提供体制の構築
地上局、接続ゲートウェイ、衛星管制システム、ミッション運用システム等を含む、地上システムの一貫したサービスを提供します。

2. 市場認知の獲得
両社の技術力と顧客ネットワークを融合し、APAC地域における地上サービス領域のトータルソリューションプロバイダーとしての認知を高めます。

3. 新規サービス開発の検討
特に小型衛星向けのクラウドベースで操作が簡易な地上システムの共同開発を進めます。

代表者のコメント


Fusicの代表取締役社長、納富貞嘉氏はコメントで、「宇宙産業の重要な転換点において、インフォステラと共に新しいスタンダードを作ることの意義を感じています。これまでの経験を基に、互いの強みを結集し、新たな地上システムソリューションを創出していきたい」と述べています。

また、インフォステラの代表取締役、倉原直美氏は「クラウド化は、衛星運用の国際的な流れを先導するための重要なテーマです。Fusicとの協業を通じて、日本からの新しい技術をグローバル市場に届け、衛星運用のデジタル化を進める」と語っています。

企業紹介


Fusicについて


Fusicは、様々な技術を組み合わせてシステム開発を行う企業です。特に宇宙関連ビジネスにも注力しており、クラウド基盤の構築や衛星データの解析支援を行っています。彼らの理念「OSEKKAI×TECHNOLOGY」は、顧客の期待を超える価値を提供することを目指しています。

ウェブサイト: Fusic

インフォステラについて


インフォステラは、GSaaSプロバイダーとして、クラウドベースの地上局ネットワーク「StellarStation」を提供しています。彼らは、衛星運用に必要な地上セグメントのサポートを行い、新たなビジネスの創出を支援しています。

詳しい情報は、インフォステラをご覧ください。


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