ぐんま昆虫の森、新たな未来を切り開く
群馬県桐生市に位置する「ぐんま昆虫の森」は、2025年8月に開園20周年を迎えます。その節目に合わせ、未来に向けた新たな構想を打ち出すための「ぐんま昆虫の森みらいプロジェクト」が始動しました。このプロジェクトには、有識者で構成された検討委員会が設置され、持続可能な施設の理念やビジョンが模索されます。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、群馬県が進めるもので、「100年先でも全国の手本となり、県民や訪れる人々に親しまれる場所を作る」ことを目指しています。検討委員会の委員に委嘱されたのは、株式会社オープンハウスグループのサステナビリティ推進部係長、前田翠氏です。前田氏は、公共事業や地域共創の分野での豊富な経験を活かし、昆虫の森の魅力をさらに引き出すために尽力する意向を示しています。
「ぐんま昆虫の森」について
「ぐんま昆虫の森」は、日本最大級の昆虫観察施設であり、45haの広大な敷地には雑木林や田畑、小川といった自然環境が再現されています。ここでは訪問者が昆虫を観察し、触れ合いながらその生態を学ぶことができます。また、安藤忠雄氏が設計した昆虫観察館では、さまざまな昆虫が展示され、亜熱帯の植物が栽培されている温室では日本最大の蝶「オオゴマダラ」の姿を間近で見ることができます。
森林保全活動への取り組み
オープンハウスグループは、「ぐんま昆虫の森」の中にある「オープンハウスの森」で、2021年から毎年森林保全活動を実施しています。私たちの主力商品である木造住宅に関連する課題に積極的に取り組むため、群馬県内の関係機関と協力し、具体的な活動を展開してきました。昨年の活動では、オープンハウスグループの社員と内定者が参加し、地域の森林保全に貢献しました。
地域共創への貢献
オープンハウスグループは、群馬県内での地域共創を推進するために、多額の寄付を行っています。その一例として、桐生市が推進する「球都桐生プロジェクト」にも賛同し、資金提供を行いました。また、閉校した高校の跡地を「KIRINAN BASE」としてリノベーションし、地域住民の交流の場を提供するなど、地域に密着した活動を進めています。
未来への展望
「ぐんま昆虫の森みらいプロジェクト」は、地域の宝である昆虫の森をさらに進化させるための重要なステップです。参加することになった前田翠氏は「公共事業や地域共創の経験を通じて、今回のプロジェクトに自分の知見を最大限に活かしたい」と語っており、プロジェクトの成功に対する熱い思いが感じられます。これからの議論がどのような形で具体化していくのか、非常に楽しみです。
「ぐんま昆虫の森」は、地域とともに成長し続け、子どもたちに自然や昆虫の大切さを伝える場として、未来に向けて歩み続けていきます。これからも新たな取り組みに注目が集まります。