高齢者の歩行をサポートするAI体験イベント
高齢者の転倒を防ぐための取り組みが進んでいます。その最前線に立つのが株式会社ヤマシタです。この企業は、転倒予防の日である10月10日に合わせ、2025年10月7日(火)に静岡県富士市の「富士南まちづくりセンター」で、AI(人工知能)を活用した転倒予防の体験イベントを開催します。このイベントは、富士市富士南部地域包括支援センターが主催し、各地での介護予防教室をサポートしてきたヤマシタが共催します。
AI「トルト」を活用した歩行分析
ヤマシタは、全国の地域包括支援センターと協力して、歩行分析AI「トルト」を用いた高齢者の転倒予防プログラムを提供しています。これまでに2420回を超える介護予防教室を開催し、多くの高齢者が健康で安全に生活するための支援を行ってきました。なんと、AIにより歩行を解析する際には、たった5mの歩行で、転倒リスクや歩行のバランスを点数化する「ホコ点」が算出されます。参加者は、自分自身の歩行状態を具体的に理解し、改善すべきポイントを知ることができます。
2025年問題と地域包括ケアシステム
2025年は「団塊の世代」が全員後期高齢者に突入する年であり、多くの高齢者が介護を必要とする時代を迎えます。「2025年問題」とも呼ばれ、この問題に対処するためには、在宅を基本とした地域包括ケアシステムが必要です。日常生活を支えるための健康サポートが切に求められています。特に自宅での転倒事故の多さは深刻であり、その半数以上が住み慣れた場所で起こっています。このリスクを軽減するために、地域全体での取り組みが重要です。
イベントの詳細
開催情報
- - イベント名: 脳の健康教室
- - 日時: 2025年10月7日(火)10:00~11:30
- - 場所: 富士南まちづくりセンター(住所:富士市森下52番地の1)
タイムスケジュール
- - 09:30: 会場設営、トルト準備
- - 09:50: 開場、受付開始
- - 10:00: 挨拶、トルトの説明
- - 10:15: ホコリハ(体操)
- - 11:10: 修了式、片付け解散
参加者
70歳から80歳の11名を予定しており、取材対応も可能です。自分の健康を見つめ直すチャンスです。
転倒のリスクと予防の重要性
予備的な運動体験として、当日は、室内で行える簡単な運動を紹介します。高齢者は特に転倒による大けがや要介護状態になりやすく、転倒事故の年齢層別死亡率は、交通事故の4倍です。したがって、転倒予防のための意識を高めることが重要です。このイベントは、参加者に対して楽しみながらその認識を深める機会を提供します。
申し込み方法
取材希望や参加希望の方は、公式ウェブサイトかお電話でお申し込みできます。申込期限は2025年10月6日(月)17:00まで。興味のある方はぜひお早めにお申し込みください!
【お申込みフォーム】
公式サイトはこちら またはQRコードからもどうぞ。
この機会に、AI技術を活用した健康サポートの重要性を体感し、未来の転倒予防に向けた一歩を踏み出しましょう。