岡山大学が家族の日を盛大に祝う
2025年7月25日、岡山大学は毎年恒例の「家族の日」という特別なイベントを行いました。会場には、教職員の家族を含む約70人が集まりました。このイベントは、次世代育成事業の一環として、子どもたちに学問の楽しさを知ってもらうことを目的としており、特に夏休み中に開催されることで多くの家族が参加しやすくなっています。
イベントの冒頭には、尾島卓次世代育成支援室長が趣旨説明を行い、三村由香里理事が自身の幼少期の思い出も交えながら参加者たちに挨拶しました。「家族の日」オリジナルの名刺を受け取った参加者たちは、初めは緊張した様子ですが、次第に名刺交換を楽しみながら交流を楽しむ姿が見られました。残念ながら那須保友学長は出席できませんでしたが、ガクチョウパネルの前で記念撮影をする子どもたちの笑顔が印象的でした。
次に、大学院ヘルスシステム統合科学研究科の堀内涼太郎さんがオンライン水族館「Aqzoo」の映像を上映。全国各地で撮影された水族館の生き物たちの映像に、子どもたちは目を輝かせて見入っていました。上映後には海の生き物に関するミニクイズも行われ、全問正解の参加者には岡大きびだんごがプレゼントされました。
休憩時間には、東京理科大学の研究室とのオンライン中継が行われ、カニの食事風景を生で見ることができる貴重な体験も。参加者は研究室の方に質問しながら楽しく交流を深めました。
ワークショップでは、本学の学生スタッフの指導のもと、海の生き物の塗り絵や樹脂粘土のおもちゃ作りに挑戦。特に人気だったのは、ダイバーシティ推進本部の富岡憲治教授が採集した珍しい蝶の標本を観察することで、参加者は真剣な様子で質問を行っていました。
イベントの後半は家族ごとに学食で昼食を取り、その後は親の職場を訪問するなど「家族の日」にふさわしい特別な体験を楽しみました。実際の仕事現場を見学することで、子どもたちにとっては新しい世界が広がる機会となったことでしょう。
イベントを通じて、岡山大学は家族と共に学問や研究の楽しさを再発見する良い機会を提供し、地域との結びつきも強化しています。今後も地域の特色を大切にした教育活動を続ける岡山大学に期待が寄せられます。
会場となった共創イノベーションラボ(KIBINOVE)は、文部科学省からの支援を受けて整備された施設であり、研究の成果を地域社会に還元する拠点として注目されています。
岡山大学はこれからも持続可能な開発目標(SDGs)を支援し、地域とともに未来を創造する大学を目指していきます。