ORCID正式加盟
2025-12-18 10:00:37

株式会社メディアフュージョンがORCIDに正式加盟し国際発信を強化

株式会社メディアフュージョンがORCIDに正式加盟



株式会社メディアフュージョン(大阪市)は、国際的な研究者識別システムであるORCID(Open Researcher and Contributor ID)のDirect Membershipに2026年1月1日から正式に加盟することが決まりました。この加盟によって、同社が開発した『MF教員業績管理システム』とORCID Registryの双方向連携を強化し、日本の研究者情報の国際的な発信を進めることを目的としています。

ORCIDとは?


ORCIDは、国際的な研究者識別システムで、研究の成果や業績の透明性を高める役割を果たします。研究者に与えられる16桁の英数字コード「ORCID iD」を用いることで、論文や研究成果が正確に結びつくため、研究者の業績管理が容易になります。特に、欧米ではすでに普及が進んでいる一方で、日本国内での導入が遅れている現状があります。そのため、日本の研究者が国際的に競争力を持つためには、ORCIDの採用促進が急務とされています。

ORCIDの利点


ORCID Registryは、世界中の研究者の情報を一元管理し、研究成果の国際的な発信が可能です。これにより、研究者は自身の論文や成果を登録する手間を省くことができ、正確な評価を受けることができます。具体的には、同姓同名の研究者と区別できる一意の識別が可能です。

MF教員業績管理システムの取り組み


株式会社メディアフュージョンは、我が国の研究者情報をさらに強化するため、自社の「MF教員業績管理システム」とORCID Registryとの連携機能の試験を実施してきました。これにより、研究者は業績をより効率的に管理し、国際的な発信を行うことができるとしています。正式なサービス提供は2026年3月を予定しており、今後の展開が注目されています。

ORCIDとの双方向連携オプション


MF教員業績管理システムは、ORCIDとの双方向連携を実現するためのオプションを提供しています。例えば、ORCID自動入力オプションでは、ORCID Registryから研究者情報を定期的に取り込み、業績管理が簡単になります。また、手動でORCIDデータを取り込むことができる手動取込オプションや、業績管理システムのデータを自動的にORCID Registryに書き込むためのコネクターも用意されており、研究者のニーズに応じた柔軟な対応が可能です。

これからの展望


日本の研究者は、ORCIDを通じて自らの業績を国際的に発信しやすくなり、研究費の申請や評価の際にもその利便性が増すと期待されています。株式会社メディアフュージョンがORCIDに加盟したことで、今後の研究活動がよりスムーズに行える環境が整うでしょう。そして、これにより日本の研究者が国際的に認知される機会が増えることにもつながります。今後も、研究者一人ひとりがより良い環境と成果を得られるよう、企業としての取り組みを続けていく所存です。

詳しい情報やお問い合わせはメディアフュージョンの公式サイトをご覧ください。


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