株式会社BeeXがSAP S/4HANA Cloud Public Editionに本格参入
株式会社BeeXは、最新のクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」に正式に参入したことを発表しました。特に財務会計業務に対する課題を解決する新たなソリューションを展開し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に貢献します。
背景と目的
近年、日本の多くの企業が経営基盤の強化やデジタルトランスフォーメーションを目指し、SAP S/4HANA Cloudの導入を進めています。このシステムでは、「クリーンコア」という原則のもと、標準機能を最大限に活用し続けることが求められています。しかし、現行の標準機能では、複雑な会計処理や内部統制のニーズに十分には対応できていないのが現状です。
新ソリューションの特徴
BeeXはこの課題を解消するため、SAPのRAP(ABAP RESTful Application Programming Model)とBTP(Business Technology Platform)を活用して、「会計伝票登録/承認ソリューション」を開発しました。このソリューションには以下の特長があります:
1. クリーンコアの維持
SAP S/4HANA Cloudの拡張はRAPを使用し、承認機能はBTPの技術を活用するため、クリーンコアが厳守されます。これにより、SAPからの定期的なアップデートにも影響されず、安心して使用できます。
2. 柔軟な伝票登録
従来、SAP S/4HANAの標準機能では異なるアプリケーションが複数に分かれていたため、伝票登録に不便がありました。しかしこの新ソリューションでは、一画面でGL勘定、債権計上、債務計上を統合。複雑な振替伝票も簡単に登録可能になります。
3. 強固なワークフロー機能
このソリューションでは、Build Process Automationを使用したワークフロー機能が強化されており、企業独自の承認ルール設定が可能です。これにより、プロセスの透明性が確保され、内部統制の強化に寄与します。
4. 低コストでの導入
本ソリューションは400万円(税別)から提供され、150万円(税別)からの導入費用で迅速に利用開始ができます。これにより、企業は必要な機能を手頃な価格で導入できるメリットがあります。
販売チャネルと今後の展望
新ソリューションは、SAP S/4HANA Cloudを導入する企業への直接販売と、導入をサポートするパートナー経由で提供されます。BeeXは今後もBTPなどを活用し、豊富なソリューションラインアップを展開し、顧客のDX推進を支援していく計画です。
株式会社BeeXについて
BeeXの本社は東京都中央区に位置しており、クラウドインテグレーションやエンタープライズシステムの運用・保守を専門としています。彼らは、顧客の基幹システムのクラウド移行とDX推進を専門に支援しています。詳細については公式ページをご覧ください。
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