AIとロボットが共演！新たな顧客体験を提供する「G1」の活躍

新たな顧客体験を創出する「G1」

AI技術とロボティクスの進化がもたらす新しい時代が、とうとう私たちの生活に現れようとしています。GMO AI＆ロボティクス商事（以下、GMO AIR）と株式会社PeopleXが連携し、ヒューマノイドロボット「Unitree G1」（以下、G1）にAI対話機能を搭載したロボット人材派遣サービスの提供を開始することが発表されました。この新サービスは2025年9月から提供が開始される予定で、接客やイベントでの活躍が期待されます。

企業間の協業と新技術の融合

GMO AIRは、「AIとロボットをすべての人へ。」というスローガンを掲げている企業で、2000年よりダイレクトマーケティングやインターネット関連の事業を展開してきました。彼らが提供するロボット人材派遣型サービスは、企業のイベントや展示会においてヒューマノイドロボットを派遣し、新しい価値を生成することを目指しています。
一方のPeopleXは、AIを活用した人材面接の分野で確固たる地位を築いています。彼らの開発した「Conversation AI」は、文脈の理解や話し手のトーン、身振り手振りを認識する能力を持つため、自然な対話を実現します。

両社の連携は、G1に搭載された「Conversation AI」を通じて、参加者や顧客とのコミュニケーションの質を向上させ、新しい顧客体験を生み出します。これにより、来場者はスムーズかつ自然な会話を楽しむことができるのです。

賢いロボットがもたらす新たな体験

G1の導入により、企業イベントや展示会、さらには商業施設など多様な現場において、従来のスタッフの役割を補完する形での活躍が期待されています。G1は人間と同じように対話をする能力を持ち、情報提供や質疑応答を行うことができます。また、これまでのイベントで実施されたテストでは、参加者からは「ロボットとの会話が自然で驚いた」といった驚きの声が寄せられています。

特に、日本では少子高齢化による人手不足が深刻化しているため、このような新たな手段はメリットが大きいと言えます。人間とAI・ロボットが協力し合うことで、従来の業務プロセスを大幅に改善し、新たなサービスモデルを構築することが可能になります。

未来へつながる技術の可能性

GMO AIRとPeopleXの協業は、ただの技術提供にとどまらず、社会課題解決に向けた取り組みとしても位置付けられています。今後、G1とConversation AIを組み合わせたサービスは、商業やエンターテイメントの分野に留まらず、ホテルや小売業といった幅広い業界への展開も期待されています。

GMO AIRの代表取締役社長、内田朋宏氏は「我々のロボット人材派遣サービスが進化し、イベントや接客の場でこれまでにない自然なコミュニケーションを実現できることを楽しみにしています」と述べており、両社は社会課題の解決に貢献することを目指しています。

まとめ

この新しい試みは、国内初となるAI対話機能を備えたヒューマノイドロボットの派遣を実現します。GMO AIRとPeopleXの協業によって生まれる新たな顧客体験は、企業の接客業務やイベントプロモーションにとって大いに有益で、これからの時代の流れに乗った新しいサービスの形を作ることが期待されています。AIとロボットの関係がどのように進化していくのか、我々は注視していく必要があります。