東京・池袋で魅了する夜の生き物展「真夜中のいきもの展」
現在、東京・池袋のサンシャイン水族館で特別展「真夜中のいきもの展」が開催されています。この展示は、夜行性の生き物をテーマにしており、
11月24日までの期間限定で、特にユニークな生き物たちが展示されています。中でも注目なのは、光を放つ「ヤコウタケ」と「ホタルの仲間」です。
発光する生き物たち
「ヤコウタケ」は通常、熱帯雨林に生息するキノコで、直径1~3cmの小さなサイズです。一般的には2週間ほどしか傘を形成しませんが、特別展示では、発光する期間を最大限に活かすため、成長した個体を入れ替えながら、多くの訪問者にその美しい光のシャワーを楽しんでもらえます。その発光の理由は、虫を引き寄せて胞子を運んでもらうため、という説も存在しますが、まだはっきりと解明されていないため、興味が尽きません。
一方「ホタルの仲間」も、幻想的な光を放つ魅力的な存在です。成虫の寿命は約1週間で、オスは自ら光を点滅させながら飛び回り、メスは控えめに点滅することで繁殖の相手を探します。こちらも展示は6月中旬まで続く予定で、多くの訪問者がその瞬間を楽しむことができるでしょう。
幻想的な夜の世界を体感
この展示は、サンシャイン水族館にとって初めての試みであり、飼育スタッフは約1年前から準備を進めてきました。飼育を行うための知識が不足していたため、情報収集や実験を重ね、今回の特別展へと至ったのです。「ヤコウタケ」や「ホタルの仲間」のように、短い時間だけ光る生き物たちを観察する貴重な体験をぜひお楽しみください。
その他の夜の生き物たち
展示エリアでは、「アカアシモリフクロウ」など、夜行性の動物も観察することができます。静かに獲物を見つけることができるサイレントハンターとしての特徴を持つこのフクロウは、左右で耳の高さが異なり、音を使って獲物の位置を正確に把握します。また「エジプトルーセットオオコウモリ」は、超音波を使って洞窟内をスポットする能力を持ち、夜行性の食生活を営んでいます。
開催概要
- - イベント名:サンシャイン水族館特別展「真夜中のいきもの展」
- - 開催期間:現在開催中 ~ 11月24日(月・振)
(※12月19日(木)は休館)
- - 会場:サンシャイン水族館 特別展会場
- - 料金:
- 通常入場券 600円
- 「オリジナル蓄光ステッカー」付き入場券 800円
(他、割引対象の情報もあり)
サンシャイン水族館
サンシャイン水族館は、東京都豊島区東池袋3-1に位置し、訪れる全ての人に新たな体験を提供しています。興味のある方は、ぜひこの機会にお立ち寄りください。特に夜行性の生き物たちの魅力に触れる貴重な体験をお見逃しなく!