学習院大学発のベンチャーが目指す新たな健康のカタチ
学習院大学発のベンチャー企業、株式会社マイトジェニックが、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」が主催する「クラウドファンディングアワード2025」を受賞しました。この受賞は、同社が開発した新成分「マイトルビン」を活用したエイジングケア用サプリメントに対するもので、その社会へつなぐ挑戦が評価されたことを意味します。
新成分「マイトルビン」とは?
「マイトルビン」とは、長年のミトコンドリア研究に基づいて開発された植物由来の成分です。ミトコンドリアは体内でエネルギーを生産する重要な役割を持っており、その機能の低下は老化や様々な疾患と関連しています。マイトジェニックは、この成分を用いて、健康寿命を延ばすための新たなソリューションを提供したいとしています。
プロジェクト概要
このプロジェクトは、サプリメントとしての製品化を目的としており、実施は2025年の2月から3月にかけて行われました。支援総額はなんと14,190,700円、支援件数は677件に達しました。支援者には一般販売に先駆けたサプリメントの先行入手権や、ミトコンドリアの最新研究成果を紹介するパンフレットなどが用意され、研究の成果を身近に体験できる設計になっています。
今後の展開
マイトジェニックは、エイジングケアや健康寿命延伸をテーマにさらなる事業展開を予定しています。サプリメントや入浴剤といった一般消費者向け製品に加え、今後は食品や飲料分野にも進出する意向です。また、医薬品や化粧品、さらにはペットや畜産分野まで視野に入れた「ミトコンドリア活性化ソリューション事業」の拡大を目指しています。
現在は妊活期向けの栄養サポートをテーマにした「妊活を夫婦で健康に!ミトコンドリア研究から生まれた『マイトルビン』第2弾サプリ」のクラウドファンディングも実施中です。これにより、特に妊活に興味を持つカップルへ向けて、葉酸や亜鉛などの重要栄養素を含む製品を提供する予定です。
社会的意義
マイトジェニックの代表取締役である谷若慶人氏は、同社が立ち上げられた背景について、「弊社は、学習院大学のミトコンドリア研究から生まれた植物由来の新成分『マイトルビン』を事業化するために設立されました。今回の受賞は、研究成果そのものだけでなく、それを社会に届けようとする挑戦や、支援者の皆さまと共に製品を育ててきたプロセスが評価されたものです」と語っています。彼のビジョンは、単なるサプリメントに留まらず、今後革新的な商品や技術を通じて、研究の成果を社会に還元していくことです。
クラウドファンディングアワードについて
「クラウドファンディングアワード」は、CAMPFIREによる年間表彰企画で、多くのプロジェクトの中から社会的な貢献や革新的な発想を持つものを選出します。マイトジェニックのプロジェクトは、このAwardの理念にも適い、研究成果を社会実装へとつなげる点や支援者との共創による開発が高く評価されました。
結論
株式会社マイトジェニックは、今後も大学発の研究と社会の架け橋となり、持続可能な健康価値の創出に取り組んでいくことでしょう。エイジングケアの新しい潮流を作り出す彼らの挑戦に、今後も注目が集まります。