自治体向けAIサービス
2025-07-01 12:25:03

電通総研が提供する自治体向けAIサービスの進化がもたらす新たな可能性

電通総研が提供する自治体向けAIサービスの進化がもたらす新たな可能性



電通総研が、自治体向けに提供している生成AIサービス「minnect(ミネクト)AIアシスト」の最新バージョンが登場しました。この新しいバージョンは、自治体の業務を効率化し、住民の利便性を高めるべく、さまざまな機能強化が施されています。

最新バージョンの特長



「minnect AI アシスト」は、自治体職員がLGWAN環境で安全に利用できる生成AIサービスで、これまでに30以上の自治体で既にサービスが導入されています。特に今回のバージョンアップでは、以下のような機能が強化されています。

1. RAG機能のインデックス数上限緩和


新しいデータベースの導入により、RAG機能で使用できるインデックス数が従来の3から10にまで増加しました。これにより、より多くの情報を基にした生成AIの応答が可能となり、業務のスピードが向上しました。

2. 個人情報の検知とマスキング機能の追加


個人情報(氏名、住所、電話番号など)の検知機能が追加され、出力された結果から自動的に個人情報をマスキングすることができるようになりました。これにより、情報漏洩のリスクが大幅に低減され、安心して利用できます。

3. ユーザーグループの管理機能


ユーザーグループを作成し、グループ単位での管理が可能に。AIと対話した内容を、同じグループ内で簡単に共有できるようになり、チーム内の情報交換がスムーズになりました。

4. マルチモーダル機能の強化


これまでGeminiモデルのみ対応していたマルチモーダル処理が、GPTモデルにも対応しました。特に自治体業務で多く使用されるWord文書のファイル添付が可能になり、多様なデータを利用して業務を便利にします。

5. インターネットグラウンディング機能


生成AIが回答を生成する際に、インターネット検索を活用することで、誤情報生成のリスクを低減しました。この機能により、最新の情報を安全に活用することが可能になり、信頼性の高い応答が得られます。

6. デフォルトモデルの設定機能


自治体や機能ごとに利用する大規模言語モデル(LLM)の設定ができるようになり、未熟なモデルや高価なモデルを誤って使用するリスクを防ぎます。

7. 利用文字数の可視化


利用時の文字数の推移グラフが表示されるようになったことで、組織全体の利用状況を一目で把握することが可能になりました。

導入支援プログラムの拡充


さらに、利用者が「minnect AIアシスト」の機能を十分に活かせるようにするための様々な支援施策が強化されています。特に、システムに登録したが利用していない方や、数回しか利用していない方へのフォローの仕組みや、告知用の資料が新たに提供されるようになりました。また、他の自治体の活用事例を知りたい方のために「minnect AIアシスト ユーザー会」が設立され、情報交換や勉強会も行われています。

未来に向けた期待


電通総研は、2021年に立ち上げたスマートソサエティセンターを通じて、自治体のデジタル化やスマートシティの実現を支援してきた実績があります。今後も続く機能拡充を通じて、自治体の課題解決へ向けた取り組みを加速させ、新しい価値を創出し続けることでしょう。

トライアルとデモンストレーション


「minnect AI アシスト」の新バージョンは、トライアル利用やデモンストレーションが可能です。興味のある方はぜひ公式ウェブサイトからお申し込みください。
公式ウェブサイトへ

このように、電通総研の「minnect AIアシスト」は自治体職員の日常業務をサポートし、今後の社会においてますます重要な役割を果たすことが期待されます。


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