アップサイクルの未来を切り開く『Circlife』プロジェクト
株式会社RINは、モリリン株式会社や株式会社Uragamiと共同で、役目を終えた花、服、家具をリサイクルし新たな命を吹き込むプロジェクト『Circlife(サークライフ)』を始動しました。この取り組みは、場所や用途にかかわらず、人々の生活の一部として、廃棄予定の素材をアートとしての価値を持つ家具へと変えることを目指しています。
プロジェクトの背景
今回のプロジェクトは、リサイクルを超えたアップサイクルを実現することを目的としています。『Circlife』は、「Circle(循環)」と「Life(生活)」を組み合わせた言葉で、日常生活を豊かにするための新たな資源の循環を提案しています。捨てられる運命にある素材を再利用するだけではなく、それらを大切な思い出として形にすることを重要視します。
役目を終えた花
RINが取り扱うロスフラワー®は、イベントや式典で使われた花々です。これらは、多くの場合美しさが失われる前に処分されてしまいますが、プロジェクトでは乾燥させ塗装加工することで、アートピースとして新しい家具に生まれ変わります。ロスフラワー®は、美しさを保ったまま他の素材と融合し、家具のデザインを引き立てます。
繊維リサイクルボード「PANECO®」
協力を得ているモリリン株式会社が提供する「PANECO®」は、衣類の繊維を再利用した循環型のリサイクルボードです。このボードは、単に使用された繊維を再利用するだけでなく、再びボードとして資源に戻ることが可能です。アップサイクルの理念を体現するこの素材は、デザイン性も兼ね備えています。
再構築された什器と家具
カリスマ的な存在感を持つアンティークやヴィンテージの什器は、Uragamiが手がける再構築された家具として提供されます。これにより、空間に独自の個性や物語が加わり、使用される場所にさらなる価値をもたらします。役目を終えた素材を生かすことで、経年の味わいや歴史が感じられる一品に進化します。
展示情報と商品のラインナップ
プロジェクトの一部作品は、2025年10月2日から4日にかけて東京都立産業貿易センターにて開催される『第10回オーガニックライフスタイルEXPO East in 東京』にて展示されます。このイベントでは新しい商品が披露される予定で、訪れる人々に詳細な体験を提供します。
代表の河島春佳は、プロジェクトを通じて廃棄素材を楽しく美しい製品へと変換することに情熱を注いでいます。彼女は、「ただ素材を再利用するのではなく、素材の記憶や思い出を大切にし、アップサイクルの価値を広めていきたい」とも述べています。
まとめ
『Circlife(サークライフ)』を通じて、私たちは物を大切にし、循環型の暮らしを楽しむことを提案します。廃棄予定の素材がアートとして再生されるその過程を体験し、持続可能な社会に向けた一歩を共に踏み出しましょう。新たな価値を見出した家具が、みんなの暮らしをより豊かにしてくれることを願っています。