バンカーズがメキシコ金融市場で50億円を達成
日本の東京都中央区に本社を置く株式会社バンカーズは、メキシコの金融事業者向けファンドの累計償還金額が驚異の50億円を突破しました。これは、同社が運営する貸付型クラウドファンディングプラットフォーム「Bankers」が、多くの日本の個人投資家から集まった資金をメキシコにて効果的に活用している成果の一つです。
このファンドは、特に中小企業への資金供給を目的としており、「金融包摂」を推進する重要な役割を果たしています。バンカーズによる投資の特徴は、従来の金融機関がサポートしきれない事業にもダイレクトに資金を供給することにあります。これにより、メキシコの中小企業やスタートアップが新たな成長機会を得ることができるのです。
メキシコ政府との連携
バンカーズは、メキシコ政府が掲げる「金融包摂」や中小企業支援政策の実現に貢献しています。メキシコ経済省の局長であるFernando Díaz Barrero氏は、バンカーズのソーシャルレンディングが政府の目指す「支援強化」に向けて迅速に寄与していることを高く評価。今後もバンカーズとともに、金融エコシステムを構築していくという強い意志を示しています。
JETROとの協力体制
また、日本貿易振興機構(JETRO)のメキシコ事務所とも連携し、メキシコ経済の多角化を推し進めています。JETROメキシコ事務所の深澤竜太氏は、「金融事業者に限らず、新興成長セクターへの資金供給を通じて、メキシコ経済全体にポジティブな影響を与えたい」と述べています。それにより、具体的な協力体制を築くことが期待されています。
Angel Venturesとの新たな試み
更に、バンカーズはAngel Venturesとも新たな貸付スキームにおいて連携します。このベンチャーキャピタルはメキシコシティを拠点とし、革新的なアーリーステージ企業への投資に注力。バンカーズの光るネットワークは、このように新しい金融モデルの構築を後押しし、大いに期待されています。
将来の展望
今後、バンカーズはメキシコファンドの組成を拡大し、金融による日本とメキシコの絆をより強固にしていきます。金融機関や現地パートナーとの協働を通じて、優良な投融資案件を確立し、メキシコにおける存在感を一層増していく方針です。これにより、日本の個人投資家がメキシコの成長を直接サポートし、持続的な発展に寄与することを目指します。
バンカーズの魅力
バンカーズは2020年にサービスを開始以来、累計出資金額が1,300億円を超えました。このような実績に裏打ちされたファンドは、投資家に対し「手堅く増やせる利回り」を提供することを約束します。バンカーズにとって、現在の金融環境の変化を捉えながら、より多くの人々に資産運用の機会を提供していくことが重要です。
以上の取り組みを通じて、バンカーズは金融と社会の持続的な発展を両立させる企業として、今後さらに進化と挑戦を続けてまいります。