健康データ活用モデル
2025-10-01 16:33:54

新たな健康データ活用モデル—横河武蔵野スポーツクラブとココロミルの共同プロジェクト

新たな健康データ活用モデル—横河武蔵野スポーツクラブとココロミルの共同プロジェクト



東京都武蔵野市の一般社団法人横河武蔵野スポーツクラブと株式会社ココロミルが、斬新なパートナーシップを結びました。この共創型スポンサーシップは、選手35名への健康チェックサービスを展開し、競技力向上だけでなく、地域社会への健康意識の醸成を目指しています。

健康データを社会課題解決へ



このスポンサーシップでは、ラグビーやサッカーの選手に対し、ココロミルが提供する「ホーム心臓ドックpro」を使った健康チェックを実施します。このサービスにより、心疾患リスクやストレス、睡眠の質を測定し、アスリートのコンディショニングを強化するとともに、そのデータを匿名化して地域全体の健康習慣に活用していく計画です。これにより、アスリートの健康管理はもちろん、地域住民の健康意識向上にも寄与することが期待されています。

高い異常検出率が示す有効性



「ホーム心臓ドック®」は、一般ユーザーと比較してアスリートにおいても高い異常検出率を誇ります。ココロミルの実証データによれば、一般ユーザーの異常検出率が36%であるのに対し、スポーツチーム内での異常検出率は43%に達しました。これにより、健康データの活用がアスリートの体調管理だけでなく、社会全体の健康促進に役立つ可能性が示されました。

スポーツ界が切り開く健康DXの未来



今回の提携は、健康DXの先駆けとなるものです。横河武蔵野スポーツクラブがアスリートの健康データを地域全体に還元することで、医療費増大や生活習慣病といった社会的課題の解決に寄与することが目的です。選手たちが見せる健康管理の姿勢は、地域住民やファンの健康意識を高める重要な要素となります。

地域との共創を目指して



代表理事の吉川光氏は、「地域と共に歩むクラブとして、スポーツから得た知見を社会に還元していくことが大切」とコメントを寄せています。このプロジェクトが実現すれば、武蔵野だけでなく、全国に広がる健康意識の高まりが期待されています。ココロミルの林大貴代表取締役も「スポーツデータを基にした健康意識向上の重要性を、多くの人に伝えていきたい」と抱負を語ります。

ココロミルの「ホーム心臓ドックpro」について



ココロミルが提供する「ホーム心臓ドックpro」は、心疾患の事前チェックを行うためのデバイスです。胸部に取り付ける小型の心電計を使用し、長時間の生理データを取得します。このデータをもとに健康診断では見逃されがちな不整脈などを検出できるため、高い評価を受けています。データは専門の臨床検査技師により分析され、迅速に結果が提供されます。

未来への期待



この共創型スポンサーシップは、単なるスポーツ支援の枠を超え、健康づくりの新たな可能性を提示します。アスリートの健康データを活用することで、地域社会や国全体の健康意識の向上に寄与し、ひいてはウェルビーイングの実現に寄与する取り組みとなるでしょう。今後の進展が非常に楽しみです。


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