エニキャリ、Uber Eats向け軽バンリースを開始
2023年3月3日、株式会社エニキャリは、Uber Eats Japanと連携し、同社の配達パートナー向けの軽バンリースサービスを開始しました。この取り組みは、急増するラストマイル物流におけるドライバー不足に対応するためのものです。
ラストマイル物流とは
ラストマイルとは、商品配送の最終段階を指し、顧客の手元に届けるまでのプロセスです。この重要な部分での効率的なサービス提供が求められる中、軽貨物ドライバーの数が不足してきています。特に、ウーバーイーツなどのフードデリバリーサービスでは、需要が高まる一方でドライバーの確保が課題とされています。エニキャリは、そんな課題を解決するために、軽バンのリースという新たなサービスを実施。
専用サイトで簡単申し込み
Uber Eatsの配達パートナーは、専用のウェブサイトから簡単に申し込みができます。この仕組みは、配達業務に実績のあるパートナーに特化しており、審査が通りやすいことが特徴です。これにより、スムーズな手続きが可能となります。
ラストマイル物流の具体的な課題
では、なぜ軽貨物ドライバーが不足しているのか。その大きな理由としては、そもそもドライバーが開業する際の初期投資の高さが挙げられます。軽貨物車両の購入価格は、50万円から150万円程度となり、多くの人々にとって大きな負担となっています。また、個人がカーリースを利用する際も、審査が厳しいことが多く、多くの人がリース契約を果たせない状況が続いています。これに対する解決策として、エニキャリは軽バンのリースを提供し、リースの審査も通りやすく設計されています。
特別キャンペーン実施中
さらに、Uber Eatsの配達パートナー専用サイトから6ヶ月以上のリースプランに申し込むと、1ヶ月分のリース料金が無料になるプロモーションも行われています。この機会を利用することで、初期コストを大幅に削減できるチャンスです。
エニキャリのビジョン
エニキャリは、持続可能な物流を目指す企業で、フィジカルインターネットの構築に取り組んでいます。フィジカルインターネットとは、トラックや倉庫のシェアリングを基盤とし、効率的な運用と環境負荷の軽減を実現する新しい物流モデルです。2030年には、日本の約35%の荷物が運べなくなるといった予測もある中、ラストマイル物流の改革が急務となっています。
まとめ
エニキャリがスタートしたUber Eats向けの軽バンリースは、物流業界におけるドライバー不足への効果的なアプローチとなるでしょう。簡単な申し込み手続きや特別キャンペーンの存在から、多くの配達パートナーが安心してサービスを利用できることが期待されています。将来的には、ますます需要が高まるラストマイル物流の解決に寄与することが期待されています。今後のエニキャリの動きにも注目です。