IIFES 2025でのHMS Networksの挑戦
2025年11月、東京ビッグサイトで開催される「IIFES 2025」に、産業用情報通信技術のトップカンパニー、HMS Networksが出展します。テーマは「Make Network Smart」。このフェアでは、最新の産業用ネットワークソリューションが一堂に会し、製造現場のネットワークを一新する提案がなされます。
最新の製品ラインナップ
1. Anybus Defender
今回の展示で特に注目されるのは、「Anybus Defender Compact」という新しい産業用ファイアウォール製品です。産業用ネットワークの安全性を高めるための重要なツールであり、データ監視や異常の遮断が可能です。また、後付けとして既存の設備にも容易に導入できるため、多くの産業環境に適応が期待されます。
2. N-Tron イーサネットスイッチ
新たに紹介される「N-Tron」は、厳しい工業環境に対応するために設計されたイーサネットスイッチです。異なるモデル展開があり、アンマネージド及びマネージド、IP67対応など様々なニーズに応えることができます。全ての製品はアメリカで製造されており、北米市場に向けた最適化が施されています。
3. Anybus Embedded 次世代組み込み製品
2026年以降に展開が予定されている次世代のAnybus組み込み製品群も注目です。「シンプル」「スケーラブル」「ビルトイン・セキュリティ」をキーワードに、AIを活用した予知保全やスマートエネルギーシステムにも対応可能です。これにより、最新の国際規格にフルに即した産業用ネットワークへと繋がります。
4. Ewonによるリモートアクセス
Ewon Cosy+やEwon Flexyなどの製品は、リモートアクセスやリモートマネジメントを実現します。これにより、ISO27001準拠のVPN接続や遠隔メンテナンスが可能となり、現場でのデータ収集もスムーズに行えます。HMS Networksでは、実際のデモンストレーションも行われ、訪れる人々に新しい技術の可能性を体感してもらう予定です。
5. Anybus Gateway & Intesis
異なるネットワーク間の相互通信を可能にするプロトコル変換製品についても、数多くの展示が行われます。FA系やBA系のプロトコルをカバーし、複雑なネットワークを簡単に統合することができる製品群です。
6. 機能安全の組み込み製品
生産現場の機能安全や危機通信を重視したCIP Safetyなどに対応した製品も展示されます。これにより、業界全体で求められる安全基準に対応した技術が紹介されます。
未来のネットワークを示す機会
HMS Networksは、デジタル化、サイバーセキュリティ、AI活用の潮流に乗り、より安全で効率的な産業ネットワークの提供を目指しています。「IIFES 2025」では、この新しいビジョンを実際の製品を通して体験できる機会を創出します。未来のスマートファクトリーを支える通信基盤の姿を、ぜひ会場でご覧ください。
会社紹介
HMS Networks ABはスウェーデンに本社を置き、産業用ネットワーク技術の分野でトップレベルのソリューションプロバイダーです。世界各地に広がる販売ネットワークを活用し、2024年度には約30億5,900万スウェーデンクローナの売上を見込んでいます。ストックホルム証券取引所に上場し、その信頼性の高さも特徴です。
これからの産業用ネットワークの発展に期待しつつ、HMS Networksの展示を楽しみにしている方も多いことでしょう。IIFES 2025は、業界における重要なイベントとなるでしょう。