2028年春、帯広駅南口が再生へ
2028年春、北海道帯広市に新しい街が誕生します。帯広駅南口再開発プロジェクトは、長年にわたって地域の核となったエリアに、マンション、ホテル、商業施設を含む約2万5,000㎡の広大な街区を展開します。本プロジェクトは株式会社登寿ホールディングスが中心となって進められており、東京都の株式会社スマイルズが商業エリアと公共スペースの企画・プロデュースを担当しています。
プロジェクトの背景と目的
多くの商業施設が閉店する中、帯広駅周辺の活性化は急務。新しい街区開発は、「地域住民それぞれの居場所」を提供することを目指しています。駅前という利便性の高い立地を最大限活かし、住民や訪れる人々が心地良く過ごせる空間を作ります。スマイルズは、地域に根ざした生活ニーズに応える様々な小売店を導入し、利用者が訪れることで地域イノベーションを促進することを狙っています。
各施設の紹介
新設される施設には、ホテル、商業施設、パブリックスペース、自走式駐車場が含まれます。各施設の特徴を詳しく見ていきましょう。
ホテル
鉄骨造の9階建てで、延べ床面積は約8,949㎡。このホテルは、十勝地方の豊かな自然との調和を目指し、アウトドアの精神とラグジュアリーな快適さを融合させたデザイン。地元の素材を使用し、地域文化を反映したアートを取り入れ、自然との共生を重視したサウナも完成します。
商業施設・パブリックスペース
延べ床面積約5,827㎡のこの商業空間には、飲食店や小売店が複数入居予定で、パブリックスペースとして広い屋外空間も計画中。ここは、平日は日常生活に寄り添い、週末は楽しいイベントやマルシェの場となることを想定しています。
自走式駐車場
鉄骨造の3階建て、延べ床面積は約9,343㎡、513台収容可能な自走式駐車場も敷地内に設置され、月極および一般時間貸しとして利用できるようになります。
マンション
新築分譲マンションは、地上14階建て、全185戸の予定。2LDK~4LDKの多様な間取りが用意され、地域の歴史や文化に寄り添った居住空間を提供します。2026年1月にはマンションギャラリーがオープンし、販売スケジュールも発表される予定です。
未来へのビジョン
「帯広」という街はかつて、流通の中心地として賑わいを見せていました。そんな日の光が注ぐ街を再生し、地域の人々と共に豊かな未来を育んでいくため、このプロジェクトは設計されています。適切な居場所を提供し、憩いと交流を楽しめる、唯一無二のスポットを目指します。2028年春、私たちは新たな帯広の姿を楽しみにしています。地域の皆様と共にこのプロジェクトを進めてまいります。