東北大学がロゴラボで業務のDXを推進
国立大学法人東北大学は、「業務のDX推進プロジェクト」を主体に、デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めています。その一環として、約70の機関が参加する「大学DXアライアンス」を発足し、ロゴラボの導入を決定しました。この決定は、煩雑化するロゴ管理の効率化を目指したものであり、特にメールによる手続きの煩わしさを解消することが重要視されています。
メール依存からの脱却
従来、ロゴ提供の依頼や受領確認はメールで行われており、その結果、業務は煩雑化し、進捗状況の把握や担当者への情報共有に課題が生じていました。ロゴラボを導入することで、新規参画機関がオンラインでロゴをアップロードするだけで、全てのプロセスが完結する仕組みが実現しました。この新しい方法により、メールの抜け漏れや重複業務は大幅に減少しました。
業務効率の向上
ロゴラボの導入によって、ロゴの受領や許諾の管理が一元化されました。これにより、参加機関のロゴや受領したデータがロゴラボ上で管理され、手動でのフォルダ整理やメールを探す手間が省かれました。また、ロゴを受領した後は、即座に内容の確認と承認ができ、ウェブサイトへの掲載が迅速に行えるようになりました。このスムーズなプロセスにより、「大学DXアライアンス」のブランド力を向上させることができるようになりました。
導入担当者の声
東北大学・情報部デジタル変革推進課の山﨑拓哉さんは、「これまではメールや添付ファイルでのやりとりが中心で、進捗状況の把握が難しかったが、ロゴラボの導入で大きく業務が改善された」と語っています。さらに、木村紗友里さんも「新しい参加機関のロゴを速やかに受領し、ウェブサイトに掲載できるようになった」とその効果を実感しています。
未来への展望
今後、東北大学ではロゴの掲載状況をステータス管理する機能やGoogleドライブなどとの連携を視野に入れ、さらなる業務の効率化を図っていく計画です。ロゴラボも大学のDX推進ニーズに応えるため、機能の強化を進め、サポート体制の充実を目指しています。
まとめ
ロゴラボは、知的財産の重要性が高まる中で、企業間のブランドデータや許可のやりとりを一元化するプラットフォームとして、その役割を果たしています。今後も、企業のブランド管理の効率化とコーポレートガバナンスの強化を通じて、ビジネスの加速を支援していくことでしょう。