株式会社オルツとDALが手を組む! AIエージェント開発の新たな時代へ
株式会社オルツ(東京都港区)とデータアナリティクスラボ株式会社(DAL、東京都中央区)は、企業向けのAI開発およびデータ分析サービスにおいて業務提携を始めることを発表しました。この連携により、両社は2025年2月より「alt AI Lab(オルツ・エーアイ・ラボ)」という新たなAIソリューションを提供します。
生成AIの重要性と導入障壁
近年、生成AIの技術が急速に進展する中で、多くの企業がAIエージェントの活用を進めたいと考えています。しかし、AIエージェントを導入するには高品質なデータ分析基盤の構築や適切な学習環境の整備など、多くの専門知識が必要です。特に、データサイエンスとAI開発の両方をカバーできる人材を確保することは、企業にとって大きな挑戦です。実際、ある調査によると、生成AIを導入している日本企業の割合は従業員1000人以上の大企業でも3割程度という厳しい現状です。
知識・ノウハウの不足
加えて、AIエージェントの運用と継続的改善に必要なノウハウが不足していることも、AIの効果的な導入を阻む要因の一つです。そのような状況において、オルツとDALがスムーズなAI導入をサポートするための提携を結びました。
AI開発ソリューション「alt AI Lab」の内容
「alt AI Lab」では、以下のような多岐にわたるサービスを提供する予定です:
- - インテリジェントエージェント基盤構築
- - データ分析・可視化基盤の構築
- - BIツールを使った高度な分析環境
- - 統計分析によるビジネス課題解決
- - 機械学習モデルの開発
- - 予測及び行動分析
- - カスタムAIエージェントの開発
- - 最新の生成AI技術とエージェントシステムの統合支援
このように、幅広いサービスが揃うことで、企業に必要なAI基盤の整備を一元化して行えることが、本提携の大きな特徴です。データサイエンティストとAIエージェントエンジニアの協力により、実践的で専門的なソリューションを迅速に提供することが可能になるのです。
今後の展開と目標
「alt AI Lab」は、今後3年間で100社への導入を目指しています。また、AIエージェント技術の進化に従った新しいソリューションも積極的に開発し、業界特化型のAIエージェントを展開することで、企業間連携を強化し、より広範囲なサポートを実現する計画です。
オルツとDALは、この取り組みを通じて企業のデジタル転換を促進し、人間とAIが協働する未来の可能性を広げ、新たな価値創造に貢献することを目指しています。
DLLとオルツについての紹介
データアナリティクスラボ株式会社は2019年に設立され、幅広い業界のデータ活用を支援するプロ集団として知られています。オルツはその前身として2014年に設立、AI技術を駆使し、「人の非生産的労働からの解放」を目指しています。
この提携が切り開く新しい時代に、さらなる注目が集まります。