東京都初の防火防災診断AIアプリの実績
2025年8月31日、東京都羽村市で行われた「令和7年度 東京都・羽村市・日の出町合同総合防災訓練」において、小池百合子東京都知事やタレントの本田紗来さんらが防火防災診断AIアプリのデモを体験しました。このアプリは、東京消防庁と株式会社ジオクリエイツが共同で開発したもので、全国初の試みとして注目されています。
防災訓練の目的と実施内容
この防災訓練は、東京都、羽村市、日の出町が連携して実施され、災害対応能力の向上や都民の防災意識の普及を目的としています。訓練には多数の種類があり、市民の参加もありました。また、訓練の様子は多くのメディアにも取り上げられました。
開催場所は宮の下運動公園で、関連イベントも多数展開されました。訓練自体は8月29日から31日まで行われ、ステージイベントでは、多彩なプログラムが行われた中、“住まいの防火防災診断AIアプリ”のデモ体験が特に注目を集めました。
デモ体験の詳細
このデモ体験では、参加者がタブレットを使用し、様々な室内の写真を分析する様子を体験しました。参加者は、印刷した大判パネルへタブレットをかざし、解析ボタンを押すことで、火災や震災の危険箇所の判定結果を知るという形式です。
小池東京都知事はアプリの優れた点を実感し、「どこが危ないかをわかりやすく知らせてくれる」というコメントを残しました。このような高い評価は、アプリの実用性と関連性の高さを示しています。
AIアプリの機能について
“住まいの防火防災診断AIアプリ”は、特に高齢者や障がい者に配慮した設計がされており、住宅内のリスクをスマートフォンやタブレットで簡単にチェックできるのが特徴です。このアプリは今後、家庭の防災時の支援として広く活用されることが期待されています。今回、新たに家具の転倒対策機能も追加されたことが発表され、より安全な住環境作りに寄与することが見込まれています。
東京消防庁の取り組み
東京消防庁は、デジタル先端技術を消防・救急活動に導入し、業務の効率化や安全性向上を目指しています。AIアプリはその中の一環として、2025年度も引き続き開発が進められ、多くの人に利用されることが計画されています。
ジオクリエイツの活動
ジオクリエイツは、VRやAIの技術を活用し、空間体験を向上させるサービスを展開しています。これまでのインテリアや建築プロジェクトにおいては、技術を駆使して設計者とユーザー之间のコミュニケーションを円滑にすることを目指しています。このような取り組みが防災分野にも活かされ、今後ますます注目されることでしょう。
今後の防災・安全管理の新しい形として、AIアプリの動向にぜひ注目していきたいですね。