家具工房KOMA、さらなる飛躍
東京都の荻窪と青山に店舗を構える家具工房KOMAが、世界三大デザイン賞の1つである「iF DESIGN AWARD 2025」を受賞しました。この受賞は、同工房が手がけた「glass low table-02」に対して与えられたもので、KOMAにとって海外での通算49個目の栄誉です。KOMAの代表であり、卓越した家具職人である松岡茂樹氏がデザインしたこのテーブルは、今までの受賞歴に新たな輝きを加えました。
シンプルでユニークなデザイン
「glass low table-02」は、シンプルさを求めた結果、洗練されたユニークな形状を持っています。そのデザインは、四角形以上では安定しないという特性を考慮し、最終的に三角形に収束しました。このテーブルの木製脚は、職人の手によって仕上げられたもので、独特な存在感を与えています。KOMAの家具は、ただの道具ではなく、使う人と永く寄り添える「生きた家具」を目指しています。
KOMAの受賞歴
KOMAは設立から40年以上を経て、その軌跡には多くの受賞歴があります。特に注目すべきは、「cocoda chair」が2023年にアメリカでのIDEA AWARDを受賞したことや、「pick arm chair」がドイツのred dot awardで2021年と2022年に受賞している点です。これらの受賞は、KOMAが世界のデザイン界においてその地位を確立していることを表しています。
松岡茂樹の理念と技術
松岡氏は、2020年に「現代の名工」の称号を授与され、家具職人としての評価と姿勢が広く認識されています。彼は、「会社はそこで働く人でできている」というモットーのもと、仲間とともに技術の継承に力を注ぎながら、独自のデザインを生み出し続けています。特に注目すべきは、家具制作にかける情熱。彼が使命としているのは、道具を握る指先から美しさを引き出し、使う人に喜びを与える家具を作り出すことです。
直営店舗の魅力
KOMAは杉並区上荻にある杉並本店と、港区北青山の青山支店で製品を展示販売しています。杉並本店は約100坪の広々とした空間を有し、全商品をじっくりとご覧いただける環境が整っています。一方、青山支店は25坪4フロアでコンパクトに厳選されたアイテムを展示し、アクセスの良さも魅力の一つです。どちらの店舗も、職人の手仕事による唯一無二の家具が揃い、その美しさに触れることができます。
世界へアピールする手仕事
KOMAは、日本の伝統的な手仕事の技術を駆使し、国際的なデザインアワードでも評価されています。松岡氏の哲学である「あなたと共に生きる家具」の理念には、一つ一つの作品が持つ独自のストーリーと、長年の経験に裏打ちされた職人の心意気が宿っています。これからもKOMAは、世界各国にさらに多くの感動を届ける家具を生み出し続けることでしょう。
公式ホームページやSNSアカウントでは、最新の製品情報や店舗の様子をチェックすることができます。興味がある方はぜひ訪れてみてください。