ロボットがレモン収穫
2025-11-24 10:36:44

岡山大学の四足歩行ロボットがレモン収穫を支援する実証実験!

岡山大学の四足歩行ロボットによるレモン収穫の挑戦



岡山県浅口市寄島町で、岡山大学発のスタートアップ企業、株式会社MOSAdemyが四足歩行ロボットによるレモン収穫の実証実験を行いました。この取り組みでは、農業の省力化とスマート農業技術の普及を目指しています。

実証実験の目的と背景


この実験は、内閣府が推進する「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」及び文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に基づくものです。寄島町では、耕作放棄地を利用したレモン栽培が進められており、高齢化や人手不足が課題とされていました。それに対し、MOSAdemyは農作業の自動化を目指し、四足歩行ロボットの開発を行っているのです。

実証実験の内容


実験は2025年11月14日と15日の2日間にわたり行われ、ロボットが畑でレモンを収穫する様子が披露されました。参加した学生や研究者は、スマートフォンでロボットを操作し、プログラミングに基づきレモンをつかんで運ぶプロセスを展示しました。参加した農家たちからは、ロボットの性能や稼働時間、収穫精度に対する多くの質問が寄せられ、高い関心が寄せられました。

特に子供たちにとっては、この瞬間がロボットと農業の未来を体感する貴重な機会となりました。義務教育学校の生徒15人が見学に訪れ、ロボットの動きに大きな歓声を上げ、「レモン以外の作物にも使えると良い」、「重い荷物を運ぶのに役立つ」といった感想を口にしました。これにより、次世代にロボット技術やスマート農業への興味を促す意義深い経験が提供されました。

地域交流の場としての実験


実験当日、浅口市の栗山市長も訪問し、参加者を激励しました。また、地域の伝統である獅子舞とロボットが共演するシーンが設けられ、来場者からは大きな拍手が送られました。このように、地域の人々とロボット技術との温かい交流が図られる場となったのです。

将来のビジョン


三ツ山レモン普及協議会の會本豊会長は、「将来的には夜間にロボットが自動でレモンを収穫し、箱に運ぶシステムを実現させたい」と語っています。5〜10年後の完全自動収穫を見据え、さらなる技術の改良が進められる予定です。

岡山大学は、地域の問題解決を目指した産学官連携によるイノベーション創出を続けています。今後も、岡山大学発のベンチャー企業とともに、地域のスマート農業の実装に向けて取り組んでいく予定です。地域のコミュニティへの期待も高まります。

このように、岡山大学発のロボット技術がレモン畑で活躍を見せることで、地域産業の未来に光を与えることが期待されています。


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