「Smart Meishi」登場
2025-10-31 15:15:56

環境に優しい紙製ICカード「Smart Meishi」登場!デジタルと紙の融合

新ブランド「Link Stage」の始動



東京都北区に本社を置く奥村印刷株式会社が、紙とデジタルの融合をテーマにした新ブランド「Link Stage」を発表しました。この新しいブランドは、NFC(近距離無線通信)およびRFID(無線周波数識別)技術を活用し、従来の紙媒体とデジタルソリューションを有機的に結びつけることを目指しています。

この取り組みの第一弾として、2026年1月に販売が予定されているのは、リサイクル可能な紙製のICカード「Smart Meishi」(スマート名刺)です。従来のプラスチック製NFCカードが抱える環境負荷を大きく軽減することが期待されています。

「Smart Meishi」の特長



「Smart Meishi」は、奥村印刷の特許出願済み技術を用いた独自の圧着構造を採用しています。この構造により、使用後にNFCタグと紙部分を容易に分別することが可能となり、環境への配慮が大幅に向上しました。具体的には、名刺を少し折り曲げるだけで、紙の接着面が剥がれ、NFCタグと紙が簡単に分けられる仕組みとなっています。さらに、製造時には再生可能エネルギーを100%利用しているため、温室効果ガスの排出も抑えられています。これにより、環境に優しい製品としての地位を確立しています。

高い利便性と多様な用途



「Smart Meishi」は、ユーザーにとっての利便性も大きな魅力です。従来のQRコードのようにカメラで撮影する必要はなく、スマートフォンや専用のリーダーにかざすだけで、すぐにWebサイトやデジタルコンテンツにアクセスできます。これによって、ビジネスシーンでも活躍が期待されます。

また、名刺として使用するだけでなく、社員証やイベントのチケット認証、さらには電子ロックの開錠キーとして多様な用途に対応することが可能です。

短納期・少量生産への柔軟な対応



この製品は、バリアブル印刷技術を取り入れており、個々の名刺の内容(氏名や番号など)を変更しながら印刷することができます。大量発注にも迅速に対応可能であり、極小ロットのオリジナル印刷にも応じてくれるため、小規模な企業や個人でも利用しやすい製品となっています。

開発の背景



この「Smart Meishi」は、環境への配慮から生まれました。多くのプラスチック製NFCカードが産業廃棄物となる中、リサイクル可能な新たな選択肢を求める声に応える形で開発が進められました。環境負荷低減に向けた社会的な要請に応えられる製品として、今後も進化が期待されるものです。

発売予定と価格



「Smart Meishi」の発売は2026年1月を予定しており、名刺1箱(50枚・Ntag213を使用した場合)の推定価格は6,800円(税別)となっています。社員証など他の仕様については、別途お見積もりが必要です。

奥村印刷株式会社について



奥村印刷は1947年に創業し、地域に根差した経営を続けながら、高品質の印刷物を提供してきました。また、近年は環境に優しい印刷技術の開発にも力を入れており、「beak」ブランドのエコ商品展開を通じて、持続可能な社会の実現にも寄与しています。今後の「Link Stage」ブランドの展開から、目が離せません。

お問い合わせ先は、奥村印刷株式会社 コミュニケーションプロデュース本部まで。本社は東京都北区栄町1-1に位置し、「Smart Meishi」に関する詳細の確認もできます。


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