バッファローが新たにIoT製品のセキュリティ基準をクリアしたマルチギガスイッチ発表
株式会社バッファロー(東京都千代田区)が、法人向けマルチギガスイッチ「BS-MS20Pシリーズ」が、 IoT製品セキュリティー制度「JC-STAR」の適合ラベルを取得したことを発表しました。これは、経済産業省が推進する新たなセキュリティ基準において、バッファローがいかに高い基準をクリアしているかを示しています。
JC-STAR制度とは
「JC-STAR」とは、IoT製品のセキュリティ要件を評価し、可視化する日本の新たな適合性評価制度です。経済産業省が主導し、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営を行っており、サイバーセキュリティのリスクが高まっている現代において、その重要性は増しています。特に最近ではIoT製品の普及が進み、それに伴いサイバー攻撃も増加しているため、企業や個人がしっかりとしたセキュリティ対策を講じる必要があります。
この制度は、IECやNISTといった国際的な基準とも調和しつつ、特に日本の市場を考慮した適合基準を設けています。これにより、企業が安心してIT機器を導入できるようにすることが目的です。
BS-MS20Pシリーズの特長
「BS-MS20Pシリーズ」は、10G・5G・2.5Gに対応した法人向けマルチギガスイッチとして、特に企業のネットワーク環境に適した製品です。このスイッチは、PoE(Power over Ethernet)機能を備え、多くのIoTデバイスやネットワーキング機器に電力を供給しつつ、高速なデータ転送を可能にします。
価格と性能
価格は107,580円(税抜97,800円)から。具体的な製品名には「BS-MS2008P」「BS-MS2016P」が含まれ、適合ラベル登録番号は「2025100100001021」です。これらの製品は、最新のセキュリティ基準をクリアするためのファームウェアを適用しており、製品を利用する企業の信頼性を高めます。
注目すべきは、バッファローがこの新しいセキュリティ基準への適合を早くから目指していた点です。「JC-STAR」ラベルを持つ製品は、サイバーセキュリティの強化に貢献し、企業や個人が安心して利用できる環境を提供するでしょう。
セキュリティ対策
バッファローの「BS-MS20Pシリーズ」は、以下のようなセキュリティ機能を実装しています:
- - 初期パスワードの個別化(法人向け)
- - 誤ったログイン試行に対するアクセス制限機能
- - 設定値の暗号化
- - 自動ファームウェアアップデート機能
- - サポート期間中のセキュリティアップデートの提供
これにより、利用者は安心して製品を使うことができ、同時に高度なセキュリティを確保することが可能です。
今後の展望
バッファローは、これからも「JC-STAR」に則った製品の開発に努め、安全で快適なインターネット環境を提供することに注力していきます。また、「JC-STAR」の運営にも関与し、同制度の発展を支える役割も果たしています。
企業ネットワークの安全性を向上させるため、一度「BS-MS20Pシリーズ」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。高いセキュリティ基準を持つだけでなく、ネットワークの速度や効率も大幅に改善することが期待されます。
詳しい情報はこちらから:
バッファロー公式サイト