住友林業が新たなDXサイトを開設
住友林業株式会社は、デジタル技術の進化に対応するための新しい取り組みを発信する「住友林業DXサイト」を2023年4月22日に開設しました。このサイトは、同社のIT・DXに関する戦略を分かりやすくまとめており、ステークホルダーとの密なコミュニケーションを図ることを目的としています。
DXサイトの基本情報
「住友林業DXサイト」では、キーメッセージとして「人とデジタル技術で創る 新しい『森』と『木』の未来」を掲げています。このサイトには、DX推進に向けたトップメッセージや、定められた長期ビジョン「Mission TREEING 2030」に基づく価値提供に関する情報が盛り込まれています。
サイト内では、IT・DX戦略の具体的な内容が記載されており、特に「地球環境への価値」「人と社会への価値」「市場経済への価値」といった観点からの取り組みを紹介しています。この戦略は、3つの基本方針と8つの注力分野から構成されています。
住友林業のIT・DX戦略
3つの基本方針
1.
全員参加のDX: デジタル化の進展を全社員で享受することを目指しています。
2.
業務のデジタル化: 自動化や省力化を通じて生産性を向上させる取り組みを推進。
3.
グローバル対応のIT: 世界規模のニーズに応えるための仕組みを構築。
8つの注力分野
1.
基幹システム刷新: 業務変革を実現するためのデータ基盤との連携。
2.
データ活用の仕組みづくり: 経営管理データの可視化とリアルデータの集積。
3.
市民開発: RPAやノーコードツールを用いた日常業務の効率化。
4.
デジタル基盤の再構築: クラウドシフトと業務特化型AIの活用。
5.
デジタル人財の育成: ITリテラシーの向上と高度人財の育成。
6.
グローバル対応: 情報セキュリティの強化を通じたガバナンスの向上。
7.
情報セキュリティ強化: サイバーセキュリティ対策の実施。
8.
運用・管理の向上: デジタル資産管理と外部認証・認定の活用。
変化への柔軟な対応
近年、デジタル技術が急速に進化していますが、住友林業グループはこの変化をチャンスと捉え、積極的に変わる努力が必要であると考えています。顧客、投資家、ビジネスパートナーとのコミュニケーションを深化させる手段として、DXサイトの開設が実現しました。
今後、このサイトは定期的に更新され、最新の取り組みやIT・DXに関連するニュースが発信されます。
長期的なビジョン
「Mission TREEING 2030」では、「変革と新たな価値創造への挑戦」が大きなテーマとなっています。住友林業はDX推進をこのビジョンの実現に向けた核心的な取り組みと位置づけています。地球環境への配慮や人々が快適に暮らすための価値提供を通じて、全ての生命にとって受け入れられやすい環境を未来へと繋げていくという使命を果たすための努力を続けています。デジタル技術と人間の知恵を融合させ、「森」と「木」の本質的な価値を探索し、未来へと変革していくことで、持続可能な社会の構築を目指します。