福光屋新体制発表
2025-08-26 10:43:31

福光屋が新代表取締役社長に福光太一郎を迎え400年の歴史を継承

福光屋、新たな歴史の幕開け



株式会社福光屋が創業400年を迎える2025年8月22日、福光太一郎が新たな代表取締役社長として就任しました。前任の福光松太郎は、代表取締役会長に就任し、新たな経営体制がスタートします。

新代表の経歴


福光太一郎氏は1978年に石川県金沢市で生まれ、2010年に福光屋に入社以来、迅速に昇進を遂げてきました。取締役専務を経て、14代当主として社長に就任する姿勢は、創業400年の大きな節目に新しい風を吹き込むに違いありません。

一方、福光松太郎氏は1950年に生まれ、1977年から福光屋に勤務。1985年から社長を務め、長年にわたり会社を支えてきました。彼の豊富な経験と知識を引き継ぎ、福光太一郎社長は更なる発展を目指すことでしょう。

創業400年の想い


代表取締役社長の就任に際し、福光太一郎氏は心からの感謝を述べつつ、これからの時代に沿った生活文化の創造に挑戦する決意を表明しました。豊かな食文化を育む金沢の地で、酒造りを継続してきたのは、多くの人々の支えがあったからこそ。これからも「米」と「水」と「発酵」のバランスを大切にし、さらなる革新を進めていくとのことです。

酒造りの根幹


福光屋の酒造りへのこだわりは、創業以来の精神に根ざしています。「米と水と発酵の未来へ」というスローガンのもと、1960年から契約栽培に取り組むことで、品質の向上と安定的な生産を追求してきました。特に、山田錦を起点にした酒米の栽培は、強い信頼関係を築く結果となり、2008年には有機認証を取得。酒造りの原点を再確認することが、未来を見据えた重要なステップとなるでしょう。

福光屋の仕込み水


福光屋の酒造りに欠かせない要素は「百年水」と呼ばれる仕込み水です。霊峰白山の麓で降り注いだ雨や雪が、長い時間をかけて地下150メートルに浸透し、自然のミネラルを豊かに含んだ水は、酒蔵にとって命とも言える存在。酒蔵の伝統と自然環境との共生を大切にしながら、このあらゆる要素を融合させるのが福光屋の理念です。

発酵の神秘と挑戦


酒造りには、目に見えない微生物たちが大きな役割を果たしています。福光屋では、その微生物が活動しやすい環境づくりに力を入れており、代々受け継がれた技術と革新を重視。最新版の発酵技術にも挑戦しており、日本文化を守りながら新しい可能性を探求し続けています。

未来を見据える福光屋


福光屋は、1625年に創業し、金沢の地で最も長い歴史を持つ酒蔵です。「伝統は革新の連続なり」の精神のもと、契約栽培米と自然の恵みを最大限に活かして磨き続けられた技術によって、2001年には純米蔵を実現。商品では有機純米酒をはじめ、食品や化粧品、直営店の運営、さらには輸出事業にも進出。これからも時代の流れを受け止めつつ、さらなる飛躍が期待されます。

新体制の確立により、福光屋は歴史を大切にしながらも、未来への新たな挑戦へ向かっています。これからどのように進化していくのか、その軌跡が楽しみです。


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