Prideの甲高い声が、社会を変える!
東京が誇るLGBTQ+の祭典「Tokyo Pride 2025」では、特定非営利活動法人東京レインボープライド(TRP)の主催で、画期的なコラボ企画が推進されます。2025年の開催を見据え、特別なフロートがプライドパレードに参加し、結婚の平等、すなわち同性婚の法制化を求める力強いアピールを行います。
コラボ企画の背景
2025年3月に、名古屋高等裁判所と大阪高等裁判所の2つの判決により、「同性婚が存在しないことは憲法違反である」とされました。この歴史的な判断が、全国6つの訴訟で「違憲」とされる異例の事態を招き、同性婚に対する注目が高まっています。一方で、政府は「最高裁の判断を注視する」とし、具体的な進展は見られないまま、当事者や支持者の間には不安が広がっています。
そのような中、TRPと「Marriage For All Japan(マリフォー)」が手を組み、全国のカップルや支援者の声を結集し、社会に届けるための努力を進めています。人々が本当に望んでいる同性婚の実現に向けて、このコラボは重要なステップとなります。
コラボの内容
具体的には、2025年6月8日(日)のプライドパレードにおいて、特別フロートが走行し、50組の法律上の同性カップルとその支援者たちが参加します。フロートのテーマは『WE ARE HERE! わたしたちはここにいる!いっしょに法律を変えよう』。参加者たちは、社会に向けて結婚の平等を求める力強いメッセージを発信し、周囲の理解を得るための活動が展開されます。
当日のプライドフェスティバルでは、登壇したカップルが同性婚法制化に関するメッセージを伝えるとともに、「『当たり前』が欲しいのです展」と題した展示も行われます。この企画では、異性カップルにとっては通常のことでも、同性カップルには許されない現実を可視化し、参加者が直面する不平等をリアルに体験することが目指されています。
社会への問いかけ
6月下旬には「Human Rights Conference」が予定されており、「家族とは何か?」をテーマにしたセッションが行われます。ここでは、同性婚が法制化された場合に考慮すべき新たな問題についての議論が展開され、さらなる認識を深める場となるでしょう。
参加方法について
特別フロートに参加する法律上の同性カップルを50組募集しています。応募条件には、日本で同性婚が法制化された際に婚姻届を出すことを希望することが求められています。また、参加者はパレードの後、代々木公園のステージにも登壇することが期待されており、メディアへの顔出しも求められています。
応募期間は5月31日までで、定数に達し次第、受付は終了する可能性があるため、興味のある方は早めの応募をお勧めします。応募フォームは
こちら。
Tokyo Prideの意義
Tokyo Prideは、LGBTQ+の権利向上と多様性を促進するための重要なイベントです。プライドマンスの一環として様々な活動が行われ、より多くの人々に理解を深めてもらうことが期待されています。この機会を通じて、私たちは結婚の平等を求め、すべての人々が自分らしく生きられる社会の実現を目指しています。是非とも、皆さんの参加をお待ちしています!