温度センサーとコントローラーの新製品を紹介
ジャパンマテリアル株式会社は、オランダのNexmosphere社製の新しいインタラクティブ製品『温度センサーキット』および『XCコントローラーキット』を10月24日にリリースします。このキットは、デジタルサイネージプレーヤー「BrightSign」のオプション機能として特別に設計されています。これによって、商業施設やイベント会場などでのサイネージ表現が一段と進化します。
温度センサーキットの詳細
『温度センサーキット』は、周囲の温度や湿度を感知し、それに基づいてサイネージコンテンツを自動的に切り替えることができます。これにより、環境の変化に迅速に対応した情報提供が可能になります。このキットには、温度センサー本体、コントローラー、接続ケーブルが含まれており、簡単にセットアップできるのが特徴です。
設定した温度を超えた際にアラートを表示したり、リアルタイムで温湿度情報を表示することも可能です。商業施設や公共機関はもちろん、作業場所でも活用できるため、幅広い用途で期待されます。
XCコントローラーキットの概要
Nexmosphere社の多彩なインタラクティブセンサーを一元管理できる『XCコントローラーキット』は、特に注目されています。この製品は主に二つのバリエーションがあります。
LEDストリップを活用する「XC-841」
このモデルは、最大4つのLEDストリップと8つのNexmosphereセンサーを接続でき、「BrightSign」のコントロールが可能です。シリアルコマンドを介してLEDの点灯カラーやパターンを自由自在に変更できるため、空間演出が豊かに広がります。長さ1mのLEDストリップが4本同梱されているため、パッケージから取り出してすぐに使用することができます。
UDPコマンド出力可能な「XC-101UP」
このモデルは、最大8つのNexmosphereセンサーを接続し、検知した情報をUDPコマンドとして出力します。これにより、既存のネットワークシステムとスムーズに連携可能です。PoEに対応しているため、設置が一層容易になり、配線コストの削減も実現します。
Nexmosphere社について
Nexmosphere社は、デジタルサイネージやPOSシステム用のセンサーとコントローラーの設計・製造を手掛ける企業で、2016年にオランダで設立されました。彼らの理念は、「あらゆるデジタルディスプレイを魅力的な体験に変える」ことであり、インタラクティブな製品を通じてユーザーに新しい体験を提供することを目指しています。
まとめ
これら新しいインタラクティブ製品は、デジタルサイネージの分野での新たな可能性を引き出すものと言えるでしょう。温度センサーを使ったサイネージコンテンツの自動切り替えと、インタラクティブセンサーの統合管理により、展示や告知方法が大きく変わることが期待されます。効率的な情報提供を可能にするこれらの製品は、さまざまな環境での活用が見込まれる注目のアイテムです。