ベトナムの物流拠点
2025-12-19 15:08:07

ベトナム北部に新たな物流拠点「セムコープ ロジスティクスパーク」竣工

ベトナム北部のハイフォン市において、物流不動産の発展が進んでいます。阪急阪神不動産株式会社と株式会社シーアールイーが、シンガポールのセムコープデベロップメント社と共同で手掛けた新たなプロジェクト、セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)がついに竣工しました。

セムコープ ロジスティクスパークとは


今回完成した物流拠点、セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)は、ベトナム企業にとっても非常に重要な施設です。この倉庫は2階建ての設計で、延べ約2万㎡の広々とした賃貸面積を誇り、これまでのベトナムで最も大きな規模を持つものとなっています。これにより、ベトナム国内での物流機能の向上が期待されます。

物流ビジョンの実現


この開発プロジェクトは、ベトナム北部と中部地域における物流不動産の重要な部分を担うものです。現在、ハイフォン市内には同様の施設が6棟、中部地域にも6棟あり、全体で約16万㎡の総賃貸面積を持っています。また、2026年に完成予定のディンブーの倉庫5棟が加わることで、合計17棟、約24万㎡とますます規模が拡大します。これにより、効率的な物流が実現され、地域の経済発展に寄与すると期待されています。

立地の優位性


セムコープ ロジスティクスパークは、ハイフォン市のVSIPハイフォン複合都市・工業団地内に位置しています。この立地は、港湾および空港に近く、さらに首都ハノイ市とのアクセスが良好な点が大きな魅力です。このような交通インフラが整っているため、広域物流拠点としての役割を果たすことができるのです。

政府間の協力


この工業団地は、ベトナムとシンガポールの両政府による協力のもとに開発が進められ、設備が充実していることに加え、質の高いカスタマーサービスを提供しています。この点も、地元企業や国際企業から高く評価されています。

企業の強み


阪急阪神不動産株式会社は、オフィスや商業施設の賃貸や開発を手がける企業であり、強固な経営基盤を持つ一方、株式会社シーアールイーは物流施設に特化した事業を展開しています。この二つの企業が手を組むことで、ベトナムの物流不動産市場において競争力を高めています。また、セムコープデベロップメント社はアジアの工業団地開発で約35年の経験を有し、これを生かしてベトナムでのプロジェクトを成功に導いています。

まとめ


セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)は、ベトナムの物流不動産の重要な一翼を担う施設としての役割を果たします。今後も、物流の効率化と地域経済の発展に寄与することが期待されており、注目のプロジェクトとなるでしょう。ハイフォン市での物流革命が、ベトナム全体に良い影響をもたらすことを願っています。


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