Recovery Internationalが実現したエンゲージメントスコアの向上
はじめに
Recovery International株式会社(以下、RI)は、企業の従業員エンゲージメント向上に向けた取り組みを継続して実施しており、その成果を2025年の調査で明らかにしました。全社平均エンゲージメントスコアは3.83を記録し、前年のスコアと同様に高水準を維持しています。日本におけるエンゲージメントの現状および、RIが実施している具体的な施策について紹介します。
現状のエンゲージメントスコア
日本のエンゲージメントスコアは、GDPランキングのトップ10カ国の中で最も低いとされています。Gallup社による2024年の調査では、日本の従業員エンゲージメント率はわずか7%に留まっており、アメリカの31%との差は非常に大きい。RIでは、この厳しい状況を踏まえ、「チームで“いきいき”と働く人を増やす」というビジョンを掲げ、エンゲージメントの向上に積極的に取り組んできました。
エンゲージメント向上に向けた調査
RIでは、定期的にQ.12という指標を使用した従業員エンゲージメント調査を行っています。この指標は、企業の業績に影響を与える要素を12の質問項目に分けたもので、各質問は1から5の5段階評価で行われます。目標としては、スコアが3.8を超えると営業成績に好影響が出るとされています。
RIは2022年からこの調査を通じて、全社的にエンゲージメントスコアを追跡しています。その結果、2022年3.71から2023年3.76、2024年3.85、そして2025年には3.83と、安定したスコアの向上を実現しました。調査への回答率も95%を維持しており、従業員の関心が高いことを示しています。
エンゲージメント向上の取り組み
1. MVVの浸透
RIの取り組みとして、企業理念であるMVV(Mission Vision Value)の理解促進があります。新入社員オリエンテーションでは、経営陣自らが理念を学ぶための時間を設けており、具体的な事例を通じて深く理解させています。また、朝礼やミーティングで日常的にMVVに関連するテーマを議論することで、全社員に浸透させる努力が続けられています。
2. 管理職の教育
管理職の能力向上も重要な課題です。RIでは、コミュニケーションの強化や意見交換を促進するため、継続的な研修を実施しています。これにより、チーム全体でのパフォーマンスとエンゲージメントの最大化を目指しています。また、管理職候補者向けに「昇格プログラム」を導入し、全体のスキルレベルを均一化する方針です。
結果からみる影響
Gallupの調査によると、エンゲージメントが高い従業員は業務の質や顧客との関係構築において優れた成果を上げています。例えば、エンゲージメントの高い部門では顧客ロイヤルティが10%向上し、営業生産性が18%伸びたというデータもあります。これに対し、エンゲージメントが低い組織では「静かな退職」と呼ばれる現象が発生し、従業員が心理的に無関心になっていることが指摘されています。
今後の展望
RIは「もう一人のあたたかい家族」という企業理念のもと、全従業員が健康で最高のパフォーマンスを発揮できる非連続な組織を目指します。引き続き、エンゲージメント向上策に取り組み、持続可能な成長を目指していきます。今後もリーダーシップを発揮し、さらなる組織の発展を追求してまいります。
会社情報
Recovery International株式会社
本社所在地: 東京都新宿区西新宿6-16-12 第一丸善ビル6F
設立: 2013年11月
URL:
Recovery International