マンボウ・キー個展
2025-05-01 14:56:59

台湾の新鋭アーティスト、マンボウ・キーの個展『Home Pleasure』が特徴づける多様なアイデンティティ

台湾の多様性を探求するアーティスト、マンボウ・キーの個展



2025年5月30日(金)から6月9日(月)、渋谷PARCO内の「PARCO MUSEUM TOKYO」にて、台湾出身のフォトグラファーでアーティストのマンボウ・キーによる個展『Home Pleasure|居家娛樂』が開催される。彼のアートはクィアカルチャーに根ざした独自の視点を受け持ち、多様なカルチャーの融合を探求している。この展示は、マンボウ・キーにとって日本初の大規模な個展であり、訪れる人々に新たな視覚体験を提供する。

この個展は、株式会社パルコとエイベックス・クリエイター・エージェンシーが共同で企画しており、キュレーターには彼の敬愛する藪前知子氏を迎えている。展示では、家族、ジェンダー、セクシュアリティ、クィア・アイデンティティといったテーマにスポットが当てられ、写真、映像、インスタレーションという多様なメディアを通じて表現される。

作品の内容と展示構成



個展『Home Pleasure』の目玉となるのは、彼の代表作『Father’s Videotapes』である。この作品は2019年に発表され、アジアで初めて同性婚が合法化された台湾で新たな文化的景観を築く一助となった。この個展では、未発表の作品や日本未公開の作品も多く展示され、特にマンボウの家族に対する考え方やアイデンティティの探求が深く描かれる。また、彼の祖母をモチーフにした作品も展示されることで、個人的な歴史と家族の物語がつながる。

マンボウ・キーは、思春期に偶然に見つけた父親のビデオテープが彼の芸術的探求の始まりである。このビデオテープには父親の性や娯楽、旅行が記録されており、マンボウはこれを通じて、単なる私的な記録としてだけでなく、社会的なコンテクストでの家族、ジェンダー、セクシュアリティに関する理解を深めるための素材として活用している。これらの作品は、他者との関係性の再考や社会における個人の位置づけについての新たな視点を提供する。

入場無料とLGBTQ+支援の意義



『Home Pleasure|居家娛樂』は、LGBTQ+コミュニティを称え、差別や偏見のない社会の実現を目指す啓発活動の一環として位置付けられている。この期間中は入場が無料となり、すべての人々に開かれた空間となる。

展示の際には、公式HPにて最新の営業日時を確認することが推奨されている。マンボウ・キーのアートに触れることで、訪れる人々は彼が表現するアイデンティティや多様性についての再認識を促されることでしょう。

概要


  • - 会期: 2025年5月30日(金)- 6月9日(月)
  • - 時間: 11:00-21:00(最終日は18:00閉場、入場は閉場の30分前まで)
  • - 会場: PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)
  • - 主催: 株式会社パルコ
  • - 企画: エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社 / 合同会社YOUR STORY
  • - 入場料: 無料
  • - 公式HP: art.parco.jp

この機会に、マンボウ・キーの脚光を浴びるアートの世界に触れてみてはいかがだろうか。多様な視点と深遠なメッセージが詰まった作品群が、訪れる人々に新たな気づきを与えてくれることは間違いない。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

関連リンク

サードペディア百科事典: LGBTQ+ マンボウ・キー パルコミュージアム

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。