足立区が認めた地域密着型のサステナブルな取り組み
東京・足立区において、生活協同組合パルシステム東京の足立センターが、「令和7年度ビューティフル・パートナー感謝状」を受け取りました。この感謝状は、区が進める「ビューティフル・ウィンドウズ運動」に関連して、地域の美化や安全・安心な街づくりに貢献した団体に贈られるものです。
贈呈式は西新井文化ホールで行われ、同センターのセンター長、坂本裕俊氏が出席しました。今回の評価は、廃棄物の減量や適正処理の取り組みが高く評価された結果です。坂本センター長は、感謝状を受け取った感想として「これからも利用者への声かけを強化し、リサイクル回収率を向上させたい」と述べています。
協同の力で環境への負荷を軽減
パルシステムは、週1回の宅配サービスを利用し、使用済みプラスチック袋やカタログ、紙パックなどを回収しています。これは、利用者と協力したリサイクル活動の一環であり、同時に環境負荷軽減に寄与しています。口コミや広報活動を通じて、地域の人々にリサイクルの重要性を訴えています。
さらに、調味料等の商品ではリユースビンを採用し、プラスチックごみの発生を抑制しています。このような取り組みは、メーカーや取引先の協力を得ながら進められ、2025年3月には616商品に対して対策を実施済みです。
食品ロス削減にも貢献
また、宅配サービスは食品ロス削減にも貢献しています。注文は商品提供の1週間前に行い、必要な数だけを発注するため、在庫を抱える必要がないのです。この仕組みにより、余剰分のコストを利用者が負担せず、適正価格での商品取引が実現されています。
国連が2025年を国際協同組合年として定めていることに合わせて、パルシステム東京は今後も地域と連携しながら、持続可能な食料システムを追求していく方針です。スローガンに「リデュース、リユース、リサイクル」を掲げ、環境への配慮を常に意識した事業運営を行っています。
パルシステム東京の概要
- - 所在地:東京都新宿区大久保2-2-6
- - 理事長:西村陽子
- - 出資金:225.7億円
- - 組合員数:53.9万人
- - 総事業高:883.2億円(2025年3月末現在)
パルシステム東京は、足立区だけでなく多くの地域での活動を通じて、持続可能な地域社会の実現を目指しています。地域の人々と協力し、共に歩むことで、より良い未来を築くための一歩を踏み出しているのです。詳細は公式ウェブサイト(
パルシステム東京)でご覧ください。