岡山大学が国連貿易開発会議と連携した短期プログラム
2024年12月18日、岡山大学の那須保友学長が国連貿易開発会議(UNCTAD)の短期プログラムに参加した若手女性研究者を迎えました。このプログラムは、途上国からの女性研究者を対象とした「Young Female Scientist Programme in Japan」です。この取り組みの目的は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた科学技術イノベーションの人材育成です。
表敬訪問の背景
表敬訪問には、横井副学長や鈴木副学長、指導教員の山下准教授も同席し、若手女性研究者は岡山大学での研究活動について報告しました。那須学長は「今回の経験が、参加者にとってかけがえのないものとなることを期待します」と激励し、さらなるつながりを構築するよう奨励しました。
ランチミーティングでの交流
その後、若手女性研究者は鈴木副学長や女性教員とのランチミーティングを行い、意見交換や研究活動について意見を交わしました。このような交流は、国際的なつながりを深める機会となります。
文化体験
また、日本文化を体験するために、お守り袋に香や綿を詰め込む匂い袋作りのワークショップも行われました。参加者は日本の伝統文化に直に触れ、その魅力を実感しました。
協定の意義と今後の展望
岡山大学とUNCTADは、2020年1月に包括連携協定を締結しました。これは、大学としては世界初となるもので、途上国の若手女性研究者への支援を目的としています。プログラムでは、UNCTAD加盟国から参加した研究者が岡山大学に2週間から1ヶ月間、共同研究や研修を行います。
岡山大学は今後もUNCTADとの連携を強化し、STI for SDGsの実施を通じて、国内外からの注目を浴びる存在として、さらなる発展を目指します。地域における中核的な研究大学として、岡山大学はその影響力を広げていくでしょう。
UNCTADについて
国連貿易開発会議(UNCTAD)は、1964年に設立され、持続可能な開発を目指し、途上国の貿易と開発を支援する中心的な機関です。国際的な問題に対し、適切な対策を講じ、グローバリゼーションの恩恵を途上国にもたらすことを目的としています。
岡山大学は、これからも国際的なネットワークを強化し、地域および世界での革新を促進する役割を果たしていきます。関心のある方々は、岡山大学の取り組みにぜひご注目ください。