MOLDINO、アルファ高送りラジアスミルシリーズに新たな選択肢を提供
東京・墨田区に本社を置く株式会社MOLDINOは、切削工具の革新を続けています。2025年10月20日に、同社の人気シリーズ「アルファ高送りラジアスミル」に新しいインサート材種「JS4160」を追加することを発表しました。この新製品は、特に炭素鋼や合金鋼の切削を得意としており、切削現場における作業効率を大幅に向上させることが期待されています。
新インサート材種「JS4160」の特性
「JS4160」は、靭性と耐熱性のバランスに優れた超硬母材を使用しており、このことが高能率加工時の安定した長寿命のカギとなっています。さらに、コーティング膜においては、耐熱性と耐溶着性にも優れており、大きな荷重がかかる状況でも高品質な加工を実現します。これにより、ユーザーはより信頼性の高い切削を行うことができます。
特に、35HRC未満のSS材、SC材、SCM材といった被削材に対して、不安定な加工や高能率加工に適用することができ、湿式加工にも対応しているため、さまざまな加工環境に適応します。
推奨加工用途
「JS4160」は、主に硬度35HRC未満の炭素鋼および合金鋼の荒切削加工に特に推奨されています。この用途においては、切削生産性を最大限に引き出すことができると言えるでしょう。特に、高能率加工を実現するためには、切削ツールの選定が重要であり、MOLDINOの新インサートはその期待に応えてくれることでしょう。
新たな適用商品とラインナップ
今回の「JS4160」の追加に伴い、アルファ高送りラジアスミルシリーズには以下のアイテムがラインナップされます。
- - アルファ高送りラジアスミルTR2F用:2アイテム
- - アルファ高送りラジアスミルTD4N用:2アイテム
- - アルファ高送りラジアスミルASR多刃タイプ用:4アイテム
これらの新アイテムは、切削工具の選択肢をさらに広げ、より多様なニーズに応えることができます。
価格と発売情報
新インサート「JS4160」の価格は、アイテムによって異なり、1,210円から1,650円(税別)で提供されます。2025年10月20日からの発売予定で、多くの加工現場での導入が期待されています。
MOLDINOの新たな取り組みは、業界内での競争力をさらに強化し、ユーザーにとって有益な選択肢を提供する一助となるでしょう。切削工具の進化を通じて、製造業全体の生産性向上に寄与することを期待しています。