ワークスアイディが提供するAIプラグイン『Works Connect to neoAI Chat』
企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するワークスアイディ株式会社が、新たなプラグイン『Works Connect to neoAI Chat』を発表しました。このサービスは、サイボウズが提供する業務管理システム「kintone」と、東京大学の松尾研究室が開発した生成AI「neoAI Chat」とを統合し、2026年2月5日から提供がスタートします。
この新しいプラグインは、kintoneユーザーが業務の中でAIの力を自然に活用できるよう設計されており、ユーザーがAIに指示をするための複雑なプロンプト入力を意識することなく、シームレスに利用できる環境を提供します。
現場主導のAI活用を目指して
現在、多くの企業が生成AIの導入を進めていますが、実際の業務に落とし込む際にはプロンプトの入力や社内データとの連携といった課題が残ります。特にビジネスパーソンは、日々の業務に必要な情報を探すために平均1.6時間も費やしているという調査結果もあり、この無駄な時間を削減することが求められています。
kintoneは、約4万社の企業に導入されている実績があり、現場の担当者が自ら業務改善に役立てるツールとして広がりを見せています。この基盤と高度な生成AIを連携することにより、IT専門の知識がないユーザーでも直感的にAIを利用できる環境を整えることができました。
3つの課題を解決するプラグイン
『Works Connect to neoAI Chat』は、現場でのAI活用を妨げていた以下の3つの課題を解決することを目指しています。
1.
情報の分断:商談履歴や提案資料、マニュアルなどが散在し、情報を探す手間が省けることから、業務全体の効率が向上します。
2.
プロンプトの壁:ユーザーがAIに指示を出す際のハードルを取り払います。kintone内の情報をそのままAIに指示として活用することで、簡単に最適な回答を得ることができます。
3.
属人化の解消:これまでは情報が個人に依存していましたが、AIを活用することでナレッジの共有が可能となり、新入社員でもスムーズに高品質な業務を行えるようになります。
AIを業務フローに取り込む
本プラグインは、kintone内のデータを自動的に「neoAI Chat」へ連携し、AIが生成した分析結果や提案をkintoneに戻すことで、業務プロセスにおけるAIの導入を容易にします。以下の3つの機能を提供します。
- - アシスタント機能:複数の役割を持つAIアシスタントを活用し、要約や翻訳、提案作成などを行えます。
- - 自動プロンプトとRAG連携:社内資料をAIに直接活用させることで、手作業の手間を省き、迅速かつ正確な対応が可能です。
- - ナレッジの自動蓄積:AIが生成した回答は自動的に適切なフィールドに記録されるため、組織全体の知識資産として蓄積されます。
社会的意義と将来展望
このサービスは、労働人口の減少という社会的な課題にも直面しています。非IT部門の約8割を占めるkintoneユーザーが、専門的な知識なしでAIを活用できることにより、日本企業の現場レベルでの生産性向上に寄与します。
今後は中小企業向けにシェアードサービスとしての展開も考えられており、企業のデータ活用とAIトランスフォーメーションを提案し続ける予定です。これにより、「働くをデザイン」する新たな時代を迎えようとしています。
本サービスは、業務プロセスにAIを自然に組み込むことで、組織全体の生産性と効率性を向上させ、さらなる成長を促す役割を果たしていくでしょう。