Finatextが提供する金融業界向けAWS基盤構築ソリューションの進化

Finatextが新たに提供する金融機関向けAWS基盤構築ソリューション

株式会社Finatext（以下「Finatext」）が新たに提供を開始した金融業界に特化したAWS基盤構築ソリューション「Finatext Financial Cloud」は、これまでの実績を基に、セキュリティとアジリティの両立を実現した革新的なサービスです。このプロダクトは、金融機関のミッションクリティカルなサービスでの導入が期待され、デジタルトランスフォーメーションの実現を支援することを目的としています。

背景

近年、金融業界におけるITレジリエンスの強化が求められており、クラウド活用がその鍵となっています。特に、FISC安全対策基準がクラウド利用を前提に改訂され、金融機関は柔軟なシステムを開発する必要があります。しかし、顧客情報の保護やシステム安定性に関しては厳しい規制があるため、これらをすべて満たすことが求められています。

Finatextは、既に証券、保険、貸金といった複数の金融領域を取り扱っており、そのシステムの大部分をAWS上で運用しています。これによりパフォーマンスを最大限発揮し、柔軟なシステム開発を進めています。在籍する37社の金融機関との提携を通じて、システムの構築や運用負荷を軽減し、コア業務への注力を支援してきました。

「Finatext Financial Cloud」について

「Finatext Financial Cloud」は、金融サービス向けのクラウド環境をPaaS+MSPとして提供するソリューションです。このサービスは、以下の特徴を持っています。

1. セキュアな専用クラウド環境の構築: Finatextが提供するサイバーセキュリティ体制を基に、顧客にとって安心安全なクラウド環境を提供します。これにより、ミッションクリティカルなサービスにおいても安定したパフォーマンスを維持可能です。

2. 強固なサイバーレジリエンス体制: 各種リスクに対応できる体制を整えつつ、顧客のニーズに応じた柔軟なシステムを開発します。

3. 一貫したサポート: 設計および構築から運用保守まで、一貫したサポートを提供し、顧客のシステム運用をサポートします。

4. リーズナブルな価格設定と柔軟性: コスト効率の高いサービスを提供し、自社のノウハウを活かした柔軟で適応力のある提案が可能です。

Finatextのビジョン

Finatextグループは、「金融を“サービス”として再発明する」をミッションに掲げ、次世代金融インフラの提供を通じた組込型金融の実現を目指しています。これには、ユーザー視点からの金融サービスの見直しや、パートナーと共に新たなサービス開発を行うことが含まれています。たとえば、三菱UFJ銀行の『Money Canvas』や、三井住友海上プライマリー生命の『AHARA』など、既存の金融サービスに革新をもたらしてきました。

Finatextは、これからも新しい金融サービスの創出を進め、金融がよりユーザーの日常生活に寄り添う世の中の実現に貢献していくことを目指します。金融業界におけるクラウド活用の重要性が高まる中、Finatextの「Finatext Financial Cloud」は、まさにその時代のニーズに応えるソリューションとなっています。