ローヤルゼリーの効果
2025-07-02 11:49:04

ローヤルゼリーが肥満と睡眠の質を改善する研究成果発表

ローヤルゼリーがもたらす健康効果と最新研究



昨今、日本において高脂肪食が悩みの種となっている中、株式会社山田養蜂場が新たな研究結果を発表しました。これは、ローヤルゼリー(RJ)が肥満や睡眠の質の低下に対してどのように作用するかを探る、注目すべき成果です。

研究の背景



現代社会における食生活は、和食から洋食への移行や、加工食品、外食の増加に伴い、高脂肪食の摂取が増大していることが指摘されています。最近の国民健康・栄養調査によると、20歳以上の人々の約3分の1が過剰な脂質を摂取している状態にあり、その影響は肥満や循環器疾患といった健康リスクにつながりかねません。

さらに、肥満は睡眠の質とも密接に関連しており、約4人に1人が十分な睡眠が取れていないと感じています。現代社会における睡眠不足や睡眠の質の低下は、ますます重要な健康問題となっています。

研究の目的と方法



この研究は、ローヤルゼリーが高脂肪食による肥満と睡眠の質の改善効果を評価することを目的としました。具体的には、通常食、通常食+ローヤルゼリー(5%)、高脂肪食、高脂肪食+ローヤルゼリー(5%)の4つのグループに分け、20週間にわたって給餌を行い、食事量や体重、体脂肪、さらにはノンレム睡眠やレム睡眠の持続時間と回数を評価しました。

研究結果



1. 高脂肪食による肥満の改善



研究の結果、高脂肪食群では体重や白色脂肪組織が増加する一方、高脂肪食+ローヤルゼリー群ではその増加が抑制されました。特筆すべきは、ローヤルゼリーの摂取によって、褐色脂肪組織中の熱産生を誘導する遺伝子の発現が確認された点です。このことは、ローヤルゼリーが体重増加を抑える可能性を示唆しています。

2. 睡眠の質向上



さらに、高脂肪食群ではノンレム睡眠と覚醒の持続時間が短く、睡眠が断片化していることが分かりましたが、高脂肪食+ローヤルゼリー群ではその睡眠の断片化が抑えられ、改善が見られました。

まとめ



本研究は、ローヤルゼリーが高脂肪食による肥満や睡眠の質の低下を改善できる可能性を示しています。これにより、現代の食生活がもたらす健康リスクに対する対策として重要な知見が得られました。今後も、株式会社山田養蜂場は、ローヤルゼリー、プロポリス、蜂の子などのミツバチ製品に対する研究を続け、健康寿命を延ばす取り組みを推進していく考えです。

論文情報



この研究成果は、2025年に発表される予定の「Experimental Animals」に掲載されます。今後も研究を進め、最新の成果をお届けしていきます。


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