リモート勤務と出社の秋の楽しみ方の違い
株式会社LASSICが運営する「テレワーク・リモートワーク総合研究所」(テレリモ総研)は、「リモートと出社、秋の楽しみ方に違いは?」というテーマで全国の20歳から65歳のビジネスパーソン1,004人に対してアンケート調査を実施しました。この調査の結果、リモートワーカーと出社勤務者の間に明確な違いが見えてきました。
秋の仕事中に感じる「季節の楽しみ」
参加者に「秋の仕事中に感じる『季節の楽しみ』は何ですか?」と複数回答を求めたところ、最も多かった回答は「快適な気温で仕事できる」で、実に44.2%の人がこの理由を挙げました。調査は猛暑が続く8月に行われたため、待ち望んでいた秋の訪れを感じている回答者も少なくないでしょう。
続いては「季節の食材を使ったランチ」(23.2%)や「自宅で季節の味覚が楽しめる」(20.9%)という食品に関連する回答が目立ちました。これは秋の風物詩、すなわち「食欲の秋」を反映しています。
男女別・勤務形態別で見る秋の楽しみ方
調査結果を男女別、勤務形態別に見ると、興味深い傾向が見受けられました。男性は出社することで「季節の食材を使ったランチ」の回答が高く出る一方、女性はフルリモートでの「季節の食材を楽しむ」がより高い数値を記録しました。このことから、秋の味覚を楽しむランチのスタイルは男女で異なることが分かります。
秋服もリモートで楽しむ?
「秋の服装を自由に楽しめる」という項目では、女性がフルリモートでも出社でも高い数値を示し、特に在宅勤務の方が服装を楽しむ傾向がうかがえました。男性はフルリモート勤務の中での服装に関してはなかなか気を使わない可能性が高いことも示唆され,
リモート勤務における気の緩みが露呈した形です。
運動の秋と読書の秋
秋は「スポーツの秋」や「読書の秋」として広く知られていますが、調査にはこれらの要素も含まれています。驚くべきことに、運動習慣や読書を行っている人数はフルリモート勤務の方が出社勤務の人よりも多いことが分かりました。これまで、通勤時間や休憩時間を利用していた人々が、今やスマホでコンテンツを楽しむ時代になっているのかもしれません。この結果は、調査前の予想を覆すものでした。
次の調査は「冬」に注目
今回の調査結果からは、リモート勤務と出社勤務における「秋」に関する考え方や楽しみ方に顕著な違いがあることが浮き彫りになりました。特に「食」や「服装」については男女差があり、「運動習慣」や「読書」に関してはフルリモートとの関連性が見られる点は注目に値します。
次回は「冬」をテーマにした調査を予定しているとのこと。この結果がどのように変化するのか、非常に楽しみです。これからもテレリモ総研は働き方と季節に関する意識調査を継続して実施していく予定です。
おわりに
テレリモ総研の結果をもとに、今後もリモート勤務がどのように現代のビジネスシーンに影響を与えるのかに注目していきたいものです。今後の調査結果から目が離せません。