高校生の探究活動を評価する新機能「TimeTact探究スマッシュ」の導入
株式会社Study Valleyが提供する探究学習プラットフォーム「TimeTact」では、新たに高校生が探究学習の成果を大学入試へ直接提出できる新機能「TimeTact探究スマッシュ」の提供をスタートしました。この機能により、学生たちは自身の長年の努力や成長を、より実践的にアピールすることができる環境が整います。
1. 探究型入試の現状と背景
近年、2022年度から高校において探究学習が必修化するとともに、大学入試においても志望する大学へ提出する資料や成績が大きく変化してきました。特に、総合型選抜や学校推薦型選抜の比率が50%を超え、探究活動のアピールが重要な役割を果たしています。しかし、多くの大学は課題を抱えているのが現状です。例えば、提出された成果物がどのようなプロセスを経て生まれたのか、その詳細が見えにくいことが挙げられます。また、教師による添削の程度や生徒の主体的な関与を判断するのが難しいため、学校側もその評価には苦労しているのが現実です。これに対し、高校生にとっても、長い間の学びや経験を表現するための手段が限られ、全容を伝えるのが難しいという悩みがありました。
2. Study Valleyの取り組み
Study Valleyは、高校生と大学の架け橋となるべく、これまで数々の高大連携プロジェクトに取り組んできました。大学の研究テーマを高校の探究授業に取り入れたり、オープンキャンパスで探究体験講座を実施したりする中で、「TimeTact」に蓄積されたリアルな活動データが入試評価に活用されることが期待されていました。
3. 新機能「TimeTact探究スマッシュ」の詳細
この度、始まった「TimeTact探究スマッシュ」では、高校生がプラットフォーム内で記録した探究活動のデータを、希望する大学へ直接デジタルで提出できます。さまざまなメリットがあり、まずは成果物だけでなく日々の活動ログやフィードバック履歴、自己振り返りの記録を提供することで、プロセスを可視化し、評価がしやすくなります。また、大学側は生徒のテーマに対する熱意を理解しやすくなり、適切な評価・選抜が可能になります。生徒は自身の最も優れた成果を抽出し、スムーズに提出できるため、出願の手間も大幅に軽減されるでしょう。
4. 今後の展開
「TimeTact探究スマッシュ」の導入大学数には限りがあり、すでにプロジェクトを提供している大学や新たに申し込む大学が優先される形で展開されます。この機能を通じて、探究活動が正当に評価され、生徒が希望する進路を切り開く手助けをすることがStudy Valleyの目指すところです。
5. 結論
探究学習プラットフォーム「TimeTact」は、今後の教育において必須の存在となるでしょう。そして「TimeTact探究スマッシュ」はその実現に向けて重要なステップです。生徒たちが自らの努力を信じ、自信を持って大学入試に挑むことができる社会の実現を目指しています。
詳細な情報は、
Study Valleyの公式サイトや
公式ブログから確認できます。