UniikeyにAuthlete
2025-12-08 12:15:21

コンテンツデータマーケティングがUniikeyにAuthleteを導入し利便性向上

コンテンツデータマーケティングがUniikeyにAuthleteを導入し利便性向上



株式会社Authlete(アウルレット)は、株式会社コンテンツデータマーケティング(CDM)による自社のCIAMソリューション「Uniikey」にOAuth・OpenID Connect(OIDC)実装サービスのAuthleteを採用したことを発表しました。この導入により、CDMはシステムの運用コストを低減し、顧客のニーズに極めて柔軟に対応できる体制を整えました。

Uniikeyとは


Uniikeyは、CDMが開発・提供する、SaaS型の統合ID管理システムです。このソリューションは特にマルチテナント対応で、サービス事業者が一元的に会員情報を管理し、さらにはシングル・サインオン(SSO)を実現します。これにより、コンテンツ収益化やマーケティング支援が容易になる高度な機能も備えています。

CDMは2020年に設立され、以降Uniikeyを利用して数百万規模のユーザーにサービスを提供してきました。ですが、この成長に伴い、外部ベンダーが提供する顧客データ管理基盤において制約を受ける場面が多くなりました。特に、ランニングコストやカスタマイズ性の面での課題が顕在化したのです。これを受けてCDMは、Uniikeyの内製化と再構築を決定しました。

課題と解決策


Uniikeyの旧システムでは、顧客企業が会員属性を追加する際には都度コードの修正が必要で、開発の自由度が限られていました。これをヒントにCDMは、Authleteを採用することで、認証・認可機能を簡素化し、内部リソースに集中できる体制を整えました。また、Authleteは高い標準準拠性を持ち、その速度感はCDMにとって大きな魅力でした。

KeycloakやAmazon Cognitoも選択肢に挙がりましたが、これらは管理の負担やクオータ制限といった点でCDMのニーズに応えられないとの結論に達したため、最終的にAuthleteが選ばれました。

新Uniikeyの誕生と導入効果


Authleteを搭載した新しいUniikeyは、2024年12月に稼働を開始しました。現在では、東京メトロポリタンテレビジョン株式会社の視聴者向けサービス基盤や、天王洲・キャナルサイド活性化協会のプロジェクトでも活用されています。以前のユニークを利用していた講談社も、リニューアル後に新たな「講談社ID」を導入し、全社共通のマーケティング基盤を強化しました。

実現した効果


1. 標準仕様への準拠: AuthleteはOAuth/OIDC仕様の策定に影響を持っているため、新しいセキュリティ機能にも柔軟に対応可能です。
2. 構築・運用の省力化: Authleteを活用することで、システム構築期間の短縮と、運用にかかる工数の軽減が実現しました。
3. コストコントロールの強化: OAuth/OIDC部分をAuthleteに委託することで、外部コストを最小化し、自社でのリソース管理がしやすくなりました。
4. プラットフォームの柔軟性の向上: ユーザーインターフェースのデザインが自由にできるため、顧客のビジネスに合わせたデータ運用が可能です。

今後の展望


CDMの副本部長、鹿島氏は「Authleteを導入することで、顧客の多様なニーズに応えられるようになりました。今後は、安定的かつ継続的に会員情報を認証基盤として提供していきたい」と述べています。

株式会社Authleteが提供するこのソリューションは、他の企業にも広がりを見せており、柔軟性と拡張性を兼ね備えたプラットフォームとして注目されています。詳しい導入事例については、CDMのウェブサイトをご覧ください。


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