楽天が明らかにした2025年上半期のZ世代エンタメランキング
楽天グループが運営する複数のプラットフォームに基づき、Z世代におけるエンタメの人気ランキングが発表されました。対象となるのは楽天ブックス、楽天Kobo電子書籍ストア、楽天マガジン、Rakuten Music、Rakuten TVの5つのサービスです。ここでは、各サービスごとのランキングとその特徴に触れながら、Z世代のエンタメに対する関心やトレンドをご紹介します。
楽天ブックスのランキング
2025年上半期において、楽天ブックスで最も売れたのはMrs. GREEN APPLEのベストアルバム『10』でした。このアルバムは10周年を迎える彼らの記念作品で、予約販売のみで1位に輝くという圧倒的な人気を誇っています。続く2位と3位にはSixTONESの作品が名を連ね、Z世代の嗜好が反映されています。圏外からの驚きのランクインとして、米津玄師のシングルも2名がランクインしており、アニメとのタイアップが彼の人気を下支えしています。
この成果は、特に「推し活」に熱心なZ世代のファン層の影響が大きいと言えるでしょう。全体的な傾向として、アイドルグループや音楽アーティストのファンが多く見られます。
楽天Kobo電子書籍ストアのランキング
次に注目したいのは楽天Kobo電子書籍ストアです。集計期間中に最も支持を受けたのは、フィギュアスケートを題材としたコミック『メダリスト』です。TVアニメ化が影響し、見事1位を獲得しました。また、長寿作品の『名探偵コナン』が2位につけるなど、Z世代だけでなく、世代を超えて愛され続ける作品が見受けられました。これらからは、アニメや漫画がZ世代の日常に深く根付いていることが伺えます。
楽天マガジンのランキング
続いて、楽天マガジンのランキングを見てみましょう。人気のトレンドファッション誌『anan』が首位を獲得し、ファッション情報を求めるZ世代のニーズの高さを示しました。また、アイドル情報を扱う雑誌が多数ランクインしており、Z世代の「推し活」を支えるメディアとしての役割が強まっています。これは、ファッションへの関心の高さとエンタメコンテンツの人気が同時に集まっていることを示しています。
Rakuten Musicのランキング
音楽ストリーミングサービスのRakuten Musicでは、Vaundyの「怪獣の花唄」が人気を博し、見事1位に輝きました。この楽曲は特にSNSでの拡散が影響し、若い世代に広がっています。また、Mrs. GREEN APPLEの楽曲が6曲もトップ10に名を連ねているなど、彼らの影響力がさらに強まっています。音楽のトレンドには、彼らの新譜が引き続き大きな影響を及ぼすことでしょう。
Rakuten TVのランキング
最後に、Rakuten TVでは、タイドラマ『The Boy Next World Series』が1位に。高い支持を得ているBL(ボーイズラブ)ドラマが多くランクインしており、Z世代の視聴傾向が伺えます。この現象は、文化的多様性が広がる中で、Z世代が受け入れやすいストーリーやキャラクターに関心を持つ傾向を映し出しています。
まとめ
以上、楽天が発表した2025年上半期のZ世代エンタメランキングを紹介しました。音楽、書籍、映像と幅広いジャンルで若者たちが何に関心を抱いているのかを知る良い機会となりました。Z世代の特有の傾向や趣向を把握することで、これからのエンタメ業界がどのように進化していくのか、非常に楽しみです。