男性用医療用ウィッグの新スタイルが登場
医療用ウィッグのニーズが高まる中、株式会社アデランスが新たな取り組みを発表しました。2025年2月28日から、アデランスが展開する医療用ウィッグブランド「ラフラ®」に男性用ウィッグの新スタイルが仲間入りします。この新スタイル(品番: RH01)は、既製品として手軽に購入可能なレディメイド・ウィッグです。特に短時間でカットしてお渡しできる仕様が特徴で、多忙な治療中の患者さまへの配慮が感じられます。
新スタイル誕生の背景
近年、医療用ウィッグに対する需要は急増しており、特に男性患者からの声が増えています。アデランスでは、医療従事者からの意見も踏まえ、手軽に 購入できる製品を開発。ウィッグは短時間でカットし、即日お渡しが可能なため、身体的および精神的な負担を軽減することができます。また、価格設定も抑えられており、初めての方でも手が届きやすい価格帯に調整されています。
色とスタイルの多様性
新スタイルは全3色展開で、それぞれF2B(自然色)、F4(栗色)、W15G(白髪5~15%)から選べます。特にW15Gは、自然な色合いを追求したオリジナルカラーで、部分ごとの白髪の割合を調整しており、より自然に見せる工夫がされています。また、130℃までのドライヤーやヘアアイロンを使用してアレンジすることも可能です。
医療用ウィッグの助成制度について
現在、日本ではがんと診断される確率が2人に1人という状況で、多くの方がこの病に直面しています。そのため、医療用ウィッグの購入に関する助成制度が全国的に広がりつつあります。アデランスの病院内ヘアサロン「こもれび®」では、ウィッグだけでなく、眉毛やまつ毛のケア、生活の質を向上させるサポートも行っています。患者さまからのフィードバックをもとに、今後も新しい商品を続々と発表予定です。
こもれび®とアデランスの取り組み
アデランスは、2002年から病院内ヘアサロン「こもれび®」を展開し、現在は全国に36店舗を持っています。ウィッグの提供だけでなく、アフターサービスや理美容技術、ネイル、眉毛の相談など、患者さまのトータルな外見ケアを提供し、快適な療養生活を支援しています。職員やご家族も利用できるため、安心して訪れることができます。
まとめ
新たに発表された医療用ウィッグ「ラフラ®」の男性用スタイルは、多様なニーズに応える商品として医学的な側面だけでなく、精神的なサポートも考慮された製品です。こうした商品が手軽に購入できることは、患者さまにとって非常に重要なことでしょう。アデランスの取り組みが、多くの方々に希望と笑顔をもたらすことを期待しています。