千總創業470周年記念展のご案内
京友禅の名門「千總」が、2025年に創業470年を迎えることを記念して、特別展を日本橋高島屋で開催します。このイベントは、ただの展示にとどまらず、千總の歴史と未来を体感できる貴重な6日間となります。展覧会のテーマは「普遍」「継承」「探求」で、1555年から続く千總の技術と美意識を深く知ることができます。
この展覧会では、千總が長年にわたり蓄積してきた高い意匠力を持つ着物が紹介され、歴史的背景や文化的意義が丁寧に解説されます。千總は常に伝統を守りながらも、革新を追求し続けてきました。その過程で生まれた美しい商品は、まさに時代を超えた魅力を放っています。
コラボレーション作品の発表
今回の特別展では、新進気鋭の日本画家・岩田壮平氏との特別コラボレーションによる、創造的な友禅美の作品も数多く発表されます。岩田氏が描き下ろした原画を元にした作品19種がラインアップされており、それぞれが「たらしこみ」の技法を用いて友禅染として再現されています。この作品群は、圧倒的な花の存在感を持ち、まるで着るアートのようです。
コレクションには、訪問着「流水御所解」や「京都道長」など、高価なアイテムも含まれています。その美しさと圧倒的な技法に、来場者は驚かされることでしょう。また、特別展示として、千總と高島屋との知られざる関係や、貴重な婚礼衣裳も紹介される予定です。この機会に、歴史的なデザインや当時の技術の粋を目の当たりにしてください。
トークイベントの開催
11月15日には、岩田壮平氏と千總の代表取締役社長・礒本延氏によるトークイベントも開催されます。彼らは「普遍」「継承」「探求」という3つの視点から千總の美意識を語り、コラボレーション作品に込めた想いを共有します。入場は無料で、約40分のトークを通じて、参加者は伝統的な美がどのように進化しているのかを学ぶことができます。
千總文化研究所の活動
また、会場内では千總の文化的取り組みとして、「千總文化研究所」の活動が展示される予定です。この機関は、千總に関わる文化資産を研究し、京都の技術や美を後世に伝える使命を持っています。きもの文化の継承と発信を行い、未来への橋渡しを目指しています。
訪問着やコラボレーション作品は現品限りの限定販売となっており、この貴重な機会を逃さないようにしてください。普遍的な美と伝統が息づく千總の世界を、ぜひご自身の目でお確かめください。
【お問い合わせ】
日本橋高島屋 03-3211-4111(代表)